「トリニティ・ブラッド6」吉田直原作、九条キヨ作画
トリニティ・ブラッド(第6巻)あすかコミックス、トリニティ・ブラッド6巻です。大災厄によって文明が滅んだ超未来、突然現れた異種生命体・吸血鬼が築いた「帝国」と人類社会の「教皇庁」との闘争の物語。この巻から、原作の「夜の女皇編」にはいってきます。カルタゴに向かうイブリースを止めるためには、「人間(短生種)」が必要。絶望的な状況におちいったアベルの元に、エステルが現れた・・・そして、カルタゴを襲おうとしていた超巨大「砂嵐」は「突然」消えた。ローマに来ていた帝国の密使メンフィス伯を送り、アベルたちは教皇調庁の密使として帝国に向かうことになった。しかし、帝国に帰還したメンフィス伯を待っていたのは、祖母モルドヴァ公殺害容疑だった。帝国が建設され、「あの方」の統治が始まって800年余り。「我ら炎によりて世界を更新せん」、人類の社会にあって新教皇庁を名乗り、「新たな秩序」を組み立てようとしていた「薔薇十字騎士団」は帝国の貴族たちの一部へも食い込んでいた・・・マンガ版のメンフィス伯イオンはどう見てもかわいい女の子にしか見えないのですが(^^;)またこの巻は後半は帝国が舞台ということで、今回皇帝陛下の帽子(冠?)の上部と横顔の一部が登場しました。まだ、「謎」なのですが、小説や大全でストーリーや背景を知ってしまうと、正式登場が待ち遠しいです。キエフ侯も登場してきます。あいかわらず?美人です。飼っているのが猫・・・ではなくって虎というところもすてき。でも、エステルとキエフ候の長い入浴シーンはサービス?小説は作者が亡くなったことで、もうこの先がないのが残念なのですが、没後出版されたメモ等の内容から、マンガ版では多少の思わせぶりなところまで描き込んでくれたらいいなあと思っています。