スーパーノヴァ 第1部「太陽の怒り」第2部「地球最後の日」
■監督: ジョン・ハリソン■出演: フランク・パール, ティア・カレル, ピーター・フォンダ, ルーク・ペリー, ランス・ヘンリクセン■ストーリー 科学者オースティン・シェパード(ピーター・フォンダ)は、恐ろしい事実を記したデータを残し、突然宇宙推進研究所(SPL)から失踪した。そのニュースをキャッチし、最近起き始めた太陽の謎の動きについて天体物理学者のクリストファー・リチャードソン(ルーク・ペリー)は答えを求めるため、彼を探し始める。その頃、シェパードは最愛の人と南国の島へと向かい、最後の日々を過ごそうとしていた。それは全人類が消滅することを知った上での行動であった。10億年も存在する太陽が7日後に爆発をし、全人類を消滅させるこという事実である…。事実を突き止めたリチャードソンは、地球を救う方法を見つけ出そうとするが、人類滅亡へのカウントダウンは刻一刻と迫っているのだった…。感想。なんか中途半端にパニック映画で、中途半端にサイコキラー。どっちつかずのストーリーにしたのが間違いだわ。サイコキラーの部分を完全省略して、超新星爆発に徹した内容にすれば良かったと思う。殺人犯のエピソードは蛇足過ぎる。不要じゃないかな、完全に。そのせいで焦点が曖昧になっている。で、結末としては主人公の計算ミスが全てのトラブルの原因。主人公が計算ミスしなければシェパード博士もあんな風に死ななくて良かったのに。主人公の間違えた計算を元に破滅を予測したシェパード博士の研究結果を世界中にばらまいた研究生とジャーナリストもめっちゃ悪い。報道の使命に燃えるのは良いけど、この計算は正しいと思いこんでミスに気づかず太陽が爆発するとネットに流出させて、それが無駄な暴動の引き金になってるし。で、この二人もハッピーエンドだし。アホか。それに主人公が一番悪いのに、彼と彼の家族がハッピーエンドでエンディング。世界中がまだ大変なのは変わらないのに、呑気に浜辺でバーベキュー。腑に落ちない。余りにお粗末なストーリー。題材は面白いのに、残念。