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カテゴリ:映画
SF
日本は「国家繁栄維持法」により安定した社会が実現しています。それは全国の18から24歳の中から、1000分の1の確率で無作為に選び死んでもらう制度。通称・逝紙(イキガミ)を当人に配り、24時間後の死亡宣告を行う公務員は、今日も様々な人間ドラマに立ち会うことになるという設定です。 こんな突拍子も無い設定を観客に理解させ、安定して見させるにはリアリティが必要です。 そこの設定がうまく機能し、素晴らしい作品に仕上がっています。例えばこの死の宣告を受けた人は遺族年金など食べることに困らない等の優遇措置が設けられます。また犯罪を起こすと遺族が罪に問われる設定です。 またこの変わった法律を国民がみな理解していることがさらにリアリティを与えます。一例を挙げると、イキガミを受けた青年が高級レストランで食事にきたときウエイターの態度が急変します。 最後一日だと分かったら私たちは何が出来ると思い、どんな行動に起こすでしょうか。 普段の悩みは彼らのおかれた状況に比べたら、彼らの1日しかない未来に比べたら・・・。 悩みは陳腐になり、何かを彼らよりも起こせる可能性は高いはずです。 100点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月13日 06時53分27秒
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