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テーマ:DVD映画鑑賞(14136)
カテゴリ:映画
ドラマ
永作博美と蒼井優が出るということで観たいと思っていました。 19歳のみるめ(松山ケンイチ)が39歳のユリ(永作博美)と年の差で恋人になる。 エンターテイメント性の高い邦画が多い中、日常を描いた、人によっては間延びした映画と感じるかもしれません。 ただ、より現実的に物語を作れば、事件より日常が多く描かれるはずです。 ユリとみるめの年の差の恋人関係はよくある話です。そしてユリは結婚しており恋人関係から不倫関係と見方が変わっていきます。このこと自体は特別真新しいわけではありません。 この作品は事件も確かに優れていますが、永作博美の力量に尽きます。 圧倒的な存在感とユリのメンタルティの強さが描かれており観るものを引きつけます。 芸術家らしく価値観も社会のルールに縛られません。みるめとの関係が不倫と分かり、みるめに密かに恋心を抱いていたえんちゃん(蒼井優)からそれを指摘されるユリ。しかもその話し合い自体ユリが作るのです。ユリが「(不倫は)いけないのかな、好きなんだけど」とえんちゃんに伝えます。 好きになってしまうこと自体仕方が無い、ただ常識では結婚していれば我慢します。 ここからがこの作品のすごいところですが、ユリの旦那がユリの浮気に全面的に大らかなのです。ある意味大人な世界です。ユリのずるさについていけないけれどもどこか惹かれてしまう自分がありました。 えんちゃんは後半から出来てますが百戦錬磨のユリと対極なピュアな女の子に描かれています。みのるとえんちゃんの若い苦悩がうまく出ている作品です。 80点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月12日 06時07分44秒
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