血液型での性格判断について
日本人は性格について血液型で判断することに安易過ぎると思う。A型は「まじめ」「几帳面」B型は「自己主張が強い」「わがまま」O型は「おおらか」「おおざっぱ」AB型は「「二面性がある」「個性的」乱暴に分けるとこんな感じだろうか。丁寧で細やかな性格の人でも「B型」と分かったとたん、「雑なところがあるよね」となり、よく話し、自己主張が強い人でも「A型」だと分かると「話し方に気を使っているよね」となる。人間には多面性があり「こうだ」といわれれば当てはまる部分も当然あるだろう。占いの類と同じである。血液型判断や占いは女性が好む傾向にあると思う、女性は目に見えない世界を信じる傾向があるのだろうか?信じやすいことはだまされやすくもあり気をつけたほうがいいと勝手に感じているのだが。言葉は意思を司るものであり、意思を反映する。信じれば信じるほどその効力は増し、今回の場合でいえば、言葉と性格の距離が近くなる。故に信じる人は今挙げた血液型の性格の傾向になりやすいだろう。言霊と言われる所以である。一方我が家では余り血液型を信じていない。父はO型だが、掃除も丁寧で身なりもきちっとしている。母はA型だが大雑把なところがある。友人で「俺はB型だからわがままなんだよな」「私はO型だから細かいことまで気がつかない」と自己弁護していた、個人的には欠点を血液型で取り繕うのはどうかとおもうのだが。以前TVで幼稚園児が血液型のグループに分かれて性格判断しようという番組があった、もちろん幼児は血液型判断など知らないはずだからと期待してみていたが、結果が余りにも顕著で、やらせだと思った。まあそうでなければ番組が成り立たないからそうならざるを得ないとは思うのだが。血液型判断は相手の性格を正確に知る障害になり得ないか?本来の性格を知る判断力や洞察力が薄れ血液型判断の上に胡坐をかくかたちになりはしないか?もちろん、話のねたになるし、みんなでもりあがるにはいいと思う、血液型の話で喧嘩になった話は聞いたことがないし相手に性格を伝える道具にもなるだろう。