雑用
現在多くの会社で派遣社員を雇い、単純作業は彼らに任せています。また大型量販店は運送などもメーカーの営業を使わないことが多いです。ある会社は派遣に雑用はさせるから君達(正社員)は仕事に打ち込んでくれれば良いよ、と会社説明会のときに言ったそうです。私はこれら雑用と言われるものから多くのことを学べると考えています。例えば営業で客先に商品を運送するときにでも、客先にある他社の商品と自社の商品との比率を見ることが出来ます。倉庫の状況をみて持ってくる商品の納入場所を考えてやることも出来ます。電話では相談しにくいプライベートなことも話題になり、コミュニケーションが図れるでしょう。営業マンも直接商品を見ることで使い方等のイメージも沸きます。今、通販でアスクルを使っている会社は多いでしょう。首都圏なら、その日の内に商品が届きますし、それ以外でも次の日には届くシステムとなっています。コールセンターもあり、クレームもマニュアルがあります。ただ、アスクルは何万点も商品があるのでコールセンターの受付も詳しいこととなるとイメージが沸きにくいと思います。もちろんそうなるとアスクルの中の専門の分野の社員から聞くこととなるのですが、マニュアル以上の対応は難しいと思います。コピーでもどちら向きに相手に渡したら相手が読みやすいか考える知恵が出るでしょう。掃除でも完璧ばかりでなくどこまで掃除をすれば、仕事に差し支えないかという合理化を考えるきっかけになり得ます。雑用を省き、全体が見えなくなることを危惧します。