髪型、髪の色と私
小さい頃の髪型はおかっぱだった。まだ(当時は)かわいかったのでそれが似合っていた。幼稚園も年長になるとなぜか色黒となり髪型も坊主になった。小学生に上がっても基本的に坊主で、正月だけスポーツ刈りだった。床屋は顔剃りもあるし気持ちいいのだが、当時行っていた床屋がいつも内輪の話を大人同士でしていたので退屈で、早く終わらないかなあと思っていた。坊主は坊主で父がやってくれるのだが、正直痛くてこれもまた早く終わってくれないかなあと思っていた。まだ髪型については気にしたことは無かった。私の住んでいた地域は田舎なので中学に上がって頭髪に関して男子は坊主と決まっていた。中学2年の確か2月になってやっと頭髪自由化となった。それまで坊主と決まっていたので、おしゃれな子は祭りになると茶髪でスポーツ刈りにしている子もいた、たった3日だけなのに。私も中学くらいから少々お洒落に目覚め始めていたので正直坊主は嫌だった。兄の友人からは「○○中学(私の出身校)は坊主で怖い」とからかわれていた。やっと頭髪が自由となり近所の床屋で裾刈りといって友人二人で髪を切ってもらった、お互いに褒め称えた。整髪料にも関心を持ったが、ねこっけのやわらかい髪の私はぺったんこになり自分にあった整髪料を探すのが大変だった、べたべたするのが嫌なので今でも基本的に整髪料は使わない。しばらくすると地元の床屋でもお洒落な床屋が出来そこで切ってもらうことにした、ただそこの若いお兄さんはこだわりがあるらしくいつも刈り上げのオールバックにしてしまうのが気に入らなかった。高校に入り街中まで出る機会も増えたため男性専用の美容院に行くようになった。当時茶髪がはやっており、でもブリーチを買う勇気が無く母の茶色の毛染めを髪に塗ってみた、高校2年のことだった。白髪があるわけではないので良く分からなかったが、次の日学校に行くと光が当たると茶色く見えるらしく結構もてはやされた。その後部活に入ってきた1年生にミストのブリーチをやってもらい、もともと茶色系で明るい髪の色なのでかなり茶色くなった。自分の肌の色より明るいと皆に言われた。その後美容室でオレンジにしてもらったことがあるが黒髪からしたので余り気がつかれなかった。大学に入りパーマなるものをやってみた。もともと少し癖があるのでくるくるしてバイト先の客からは「女の子みたい」とか「キューピーちゃん」と言われた。大学2年では髪を伸ばしロンゲにもした。市販のストレートパーマを買ったが思うようにさらされヘアーにはならなかった。就職活動が終わり金髪にしたり赤くしたりもした。美容院にもお金をかけ5000円位していたと思う。就職して名古屋にいたときはもっとお金をかけていたと思う。でもさすがに財布の中身が寂しくなり髪が長くなりうっとうしくなっても2ヶ月くらいはそのままにしたり、カットモデルにいったこともある。今は1回のカットにそれほどお金をかけない代わりに1ヶ月か1ヶ月半にはカットに行くようにしている。今は昔やろうとして出来なかったさらさらのストレートにしてみたいが会社が許してくれないだろう。大学のときはアイバーソンの影響でドレッドにもしてみたかったが、今してみたいがこれはもっと出来ない。自分の髪があるうちはいろいろ遊んでみたいが将来のことも考えほどほどにしよう。