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テーマ:カレー(3358)
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カレーが好きだ。
食べるのも作るもの大好きで、学生時代には友達や 後輩に良く振舞ったものだ。 しかも評判が良かった、僕の作るカレーは美味しいと 仲間内では有名だった。 一人を除いては... そいつは僕の悪友とも言える男で、何かにつけて勝負を していたし、お互いに「こいつにだけは負けない」という 想いをもっていた。 ある日、理由は覚えていないけどカレーを作ってあげる 事になった。しかも友人の彼女にも。 その日は食材も奮発して、甘目が好きだという彼女のために 野菜ジュースを使う事にした。 しかし、この野菜ジュースが裏目に出た。 入れすぎ、単純なミス。 しかもリカバーできない、他の調味料を入れるも 余計に味がおかしくなってきた。 作り直すか? いやいやそんなかっこ悪い事はできるはずもない。 強引にバターとか醤油とかで味をまとめた覚えがある。 味見をするが、それまでの味見のしすぎでちょっと舌も イカレていた。 大丈夫、彼女さんは好きなはずだ。 甘目が好きだって言ってたしな。 そう言い聞かせて、二人にカレーを盛ることにした。 友人が一口。 「うわっ、何これ!あまーっ」 「これカレーかよ!」 彼女が一口。 何も言わずに、友人を見つめて半笑い。 何が言いたかったのかは皿に残った半分以上のカレーでわかった。 今日のは南国トロピカルカレーだとか 苦しい言い訳したっけなぁ。 あれ以来、たまにこの話題になるのだけど 「カレー、まずいよなー!」 こう言われるのがすごく悔しい。 いつかリベンジせねば。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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