お久し振りです。
いつになく、意味深なタイトルです（笑）

実は、数日前、ブログで仲良くしてくださっているプラティさんと
私信を使って過去世とか、前世の記憶とかについて
大いに盛り上がってお話しをしていたんです。
ひとしきりお話しを終えて、ボ～ッとしていた時に
何か思い出しかけて、それが何か分からず
考えを巡らせていくうち、うずらを子ども達が拾って来た日のことに
たどり着き、そこで不思議なことに気が付いたんです。
それは、初めから飼わないという選択肢が私の中になかったということなんです。

『犬を既に２匹飼っていて、いくら子ども達が雨の中を拾って来たと言っても
普通は飼わないでしょう』とか
『へぇ～、何でも飼うんだね～』とか
『えぇっ！猫までいるの？？？』とか
周りの人達は、うずらを見ると異口同音に
「物好きだね～」と取れる発言をするんですよね。
『飼わないよ！』と言うのが絶対多数の反応だと私も思うのですが
何故か、うずらを一目見たときから
私の中から『飼わない』という答えが消えてしまっていたんです。
その理由は・・・

実は、その答えに結びつく記憶が忘却の彼方から蘇って来たんです。
私が小学生の頃、当時住んでいた家の裏庭から
消え入りそうな仔猫の微かな鳴き声が聞こえて来て
慌てて降りしきる雨の中、裏庭に飛び出し
声のする方向を必死に探しているうち、我が家とお隣を仕切っている
塀の向こう側に、びしょ濡れの仔猫を見つけたんです。
その塀というのが、下半分がブロック塀で
そのブロック塀の上に、更に木で出来た柵があり
更に、その柵の上に有刺鉄線が張ってある念のいった代物で
ブロック塀と木製の柵の間の隙間から仔猫がいることは
辛うじて確認できました。

あとは、どうやって仔猫を救い出すか・・・
小さな頭で一生懸命考えて、結局、補虫網で仔猫を拾い上げる作戦を思い立ち
塀の高さや有刺鉄線と格闘しつつも、仔猫の救出に成功したんです。
雨に打たれて命の灯が消えそうな仔猫を抱いて
『仔猫がいたよ、可哀想だよ』と必死で両親に訴えたけれど
『うちには犬がいるんだよ！』『これ以上何も飼えないから捨てておいで』
と無情にも私の思いは聞き入れられることはありませんでした・・・

子ども心に『もう、この仔猫は死ぬんだなぁ』と思った・・・
哀しくて、悔しくて、涙が止まらなかった。
そうか・・・
表面的な記憶からは消えても、潜在意識の奥深くでは
ずっとあの日のことを覚えていたんだなぁ・・・
だから、雨の中を下の子に抱きしめられて帰って来た
うずらを一目見たときから、私の心は飼うと決めていたんだ・・・
と言うか、うずらは私の元へ帰って来たのかも知れません。
きっと、耳には聞こえない声で
うずらは、こう言っていたんだと思います。













もう、私には、うずらのいない生活なんて考えられません。
雨の中、うずらが下の子の後追いをして来たことも
子ども達が、最初から当然のように飼うと決めていたことも
何もかもが、不思議な縁に導かれてのことだったかも知れません。