センバツ優勝は慶応高校?
慶応高校勝ちましたね。明日付けの日刊ゲンダイでこんなことが書いてありました。ある東大出の「高校野球大好き」女医さん(脳神経科)が、趣味が高じて高校野球にまつわる書籍を著した。その中に、「文武両道の進学校だからといって、相手校は慶応高校を侮ってはいけない。なぜならメディアがバックアップしているのだから」と記されている、と。著書はまだ読んでいないのですが、わたしは中身をこう推察します。1,2回戦とも慶応高校の試合をビデオで見ました。神がかり的に勝利を続けているように見える慶応高の試合。相手校はゲームに負けたのではなく、圧倒的な応援に負けたと思うのではないか。負けた学校のコメントには、わたしの知る限り出ていませんが。先日も書きましたが、あのアルプススタンドは一種異様な雰囲気もあります。在校生だけでなく、大学生・OBまで団結して声援を送っているようです。べつの新聞で読みましたが、慶応高校野球部メンバーはスポーツ推薦で入学している、と。それは、特に文武両道というわけではなく、「文武分業制」ということか。スポーツ推薦がいいとか悪いとか、そんなことは今更どうでもいいのです。昔から頑なに守られている「純真無垢で一途な高校野球」を表現するための演出上、メディアが必要以上に慶応高校という偏差値の高い進学校を後押しし、美辞麗句を並べたてているのではないか。女医さんがいうように、在校生、大学生、OB、そしてメディアまでも飲み込んで勝ち進む慶応高校、ひょっとしたら、ひょっとするかもしれません?!