社会人・日本選手権決勝を見て思う。プロになるのは難しいなぁ。
決勝戦 NTT西日本vs松下電器の放送をビデオに録画していた。1-1で迎えた11回裏、松下電器は勝負を決めた。---《CLOSE UP 11回裏》-----------------------松下電器の攻撃この回、トップバッターはこのゲーム4打数4安打の5番吉田(福岡大)(1)ボール(2)ボール(3)ファール4球目の外角高めのストレートを強振せず、中前にはじき返す。中前打。5打数5安打となる。6番中川(日大)送りバントの構え。(1)バント失敗(ファール)(2)またバント失敗(ファール)(3)ボール(4)バント、変化球を空振り(三振)→1アウト7番平山(愛知学院大)初球をサード前にセーフティバント。一塁はアウト、ランナーは二塁へ進塁。→2アウト8番新田(中央大)初球をセンターへ。バックホームに備えて前進守備のセンターの頭を越え、サヨナラ打に!-------------------------------------------------優勝を決めた瞬間、松下電器・北口監督が泣いていた。都市対抗の際、クラブチームに敗れたことが発奮材料となっていたそうだ。サヨナラ打の新田選手はルーキー。と、ここで終わってもいいのだけど、ふと全然別なことを思ってしまう。この決勝戦、NTT西日本からすでにプロに5人が行くことが決まっている。【読売】脇谷(内野手)【中日】斉藤(投手)、藤井(外野手)【オリックス】岸田(投手)【楽天】山崎(外野手)対する優勝した松下電器から、今年のプロ入りはいない。社会人の日本一を争うこの2チームであっても、今季のプロ入りはたったの5人。考えてみると、野球選手はリトルリーグ(少年野球)から野球をはじめ、シニア・ボーイズ(中学野球)、高校野球、そして社会人野球。人によっては大学野球を経て社会人野球へと進む。決してだれでも進める道ではなく、その各過程で選抜される限られた選手だけが上に進めるものだと思う。こうして限られた選手だけが集う社会人野球の決勝戦に生き残っても、2チーム合計で今季はたったの5人しかプロに行けない。プロに行くのって難しいなぁ、大変だなぁ...。