まだ、終わっちゃいないぞ
まだ試合は終わっちゃいないぞ昨日の早慶戦・第3戦。妙な光景があった。それは9回裏、慶應義塾大が攻撃の時。スコアは早稲田大が7-0でリードし、すでに二死。打席に慶應・川崎恭兵(4年、慶應高)が向かった。すると、本塁ベース付近で、ベンチに下がる捕手の細山田武史(3年、鹿児島城西高)とポジションにつく川本拓馬(4年、瀬戸内高)が優勝を決めた如く、川崎の目の前でしばらく抱き合っていた。たぶん、こみ上げてくるものがあったんだろう。それはわかる。田中幸長(4年、宇和島東高)や小野塚誠(4年、早稲田実)が、ひとり守備位置で溢れる涙を止めることができなかったというのもわかる。でも、これから打席に向かう相手打者の目の前で抱き合うっていうことは抑制しなきゃマズイだろ。そういった行為は、相手選手や相手チームに対して相当に失礼なことだ。まだ、シーズンは終わっちゃいないぞ!(その1)日本シリーズ、今日も日本ハムは中日に敗れて王手をかけられた。もちろん明日以降のことはわからないけど、そもそもペナントレース終了後から日本シリーズ開始までの間、異様な動きが続いた。■高田繁GMの退団とヤクルト監督就任の発表■ヒルマン監督の退団とロイヤルズ監督就任の発表 (ついでに数日間、渡米までしていた)■梨田昌孝氏の日本ハム監督就任の発表異例づくめの騒動。この日本シリーズへマイナス影響があったのかもしれない。まさに「シンジラレナ~イ!」だ。(その2)いま日ハムのことを書いて、元・西武監督だった森祇晶氏に起きた「シンジラレナ~イ」事件を思い出した。それは1994年の日本シリーズ、西武-読売戦。第4戦の試合開始前、その試合が行われる東京ドームの電光掲示板に「西武・森監督、シリーズ後に辞任」というニュースが流れたのだ。もちろん、西武球団と森氏の間では「そのシーズン限りで辞任する」という話し合いは行われていたらしい。でも、森監督が率いる西武が日本シリーズを戦っている真っ最中に、しかも東京ドームで大々的に報じる必要性はどこにもなかった。(その3)1988年10月19日。伝説の「10・19」近鉄-ロッテのダブルヘッダーが行われた同じ日。ボクが川崎球場で声を嗄らしていた時に、実はすごいニュースが世の中を駆け巡っていた。それは阪急がオリエント・リース(現オリックス)に球団(ブレーブス)の身売りを決定し、発表したこと。 このシーズン、同じ在阪パ・リーグ球団の近鉄バファローズが優勝を決めるはず(?)の日だった。優勝争いも、もちろんシーズンも、まだ終わっていなかったのに、同じ日にわざわざ発表をぶつけた意図が、いまだにわからない。1日1クリックお願いします >>人気ブログランキング