WBC、苦戦するでしょう
本日、大晦日の各紙には暗い記事ばかりが目についた。例えば朝日新聞。「逃げ場のない嵐-世界変動、蓄えは紙くず・迫る失業・何を信じれば」。世界的規模で起きている金融危機の影響を受けた生活ぶりを香港・広東・デトロイトの各都市から伝えていた。ほかの記事には、《国内》■「東証、一年で42%下落。為替は2割円高」■社会学者・見田宗介氏、今年6月に起きた「秋葉原無差別殺傷事件」の 原因を、若者たちの「リアリティーへの飢え」と分析《海外》■「チベット問題、今こそ対話の好機だ」 仏・サルコジ大統領とダライ・ラマ14世の会談に、中国が猛反発■アフリカ南部のジンバブエ、崩壊の危機。インフレ年2億3100万%。 軍人優遇政策などの失政による。公共サービス低下でコレラも蔓延■イスラエル軍によるパレスチナ自治区・ガザへの空爆続き死者360人超 楽天・野村克也監督が30日のテレビ番組に生出演。来年3月開催のWBCでの原ジャパンについて「大変、苦戦するでしょう」と予言した。 WBCの予想スタメンも披露。イチロー、岩村の名前は挙げたが、捕手にはメジャーリーガーの城島ではなく西武細川を指名した。 また「気になったのはメンバーの編成。何でこいつが選ばれていないの、ってのが何人かいましたね」とチーム編成をチクリとやるのも忘れなかった。 (日刊スポーツ)ノムさんの言葉を借りるまでもなく、苦戦は必至なんだろう。 先日の日刊ゲンダイでは、世界大会の出場経験が豊富ながら、今回は選考から漏れた宮本慎也(現ヤクルト)元主将のWBCへのコメントを掲載していた。「前回のWBCで優勝したから、今回も優勝を狙えるものと予想している人が多いようですが、実は前大会で3敗(5勝)していることも忘れないでほしい。前回優勝したことで、他のチームはこれまで以上に日本に向かってくるため一層優勝のハードルは高くなる」そして、こう付け加えた。「サッカー日本代表のように、長い時間をかけてチーム編成をしていくべきだ」前回のWBCでは思いがけず優勝し、偶然だったいくつかの勝因を必然だったと誤解したままやり過ごした先に北京五輪での大敗があった。でも、その敗戦も星野仙一監督一人に責任を負わすだけで、その上の人たちの責任を問われることも、総括が行われることも、そして改善策を施されることもないまま、WBCの日程が近づきつつある。 前回は「たまたま優勝できたのだ」という認識を忘れていると、北京に続き、再び痛い目に遭いそうだ。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング