【甲子園2014春】広島新庄と桐生第一の一戦は延長15回引分け再試合へ~光った二角太陽の好返球
■昨日の2回戦、広島新庄と桐生第一の戦いは、新庄・山岡就也、桐生・山田知輝の好投で、延長15回引き分けに終わり、翌日再試合となった。桐生第一 000 000 010 000 000 =1広島新庄 010 000 000 000 000 =1この試合、最大の見せ場は10回表にあった。桐生一は、二死二塁の好機を作ると、打席に2番・石井翔太が右打席に入った。そして初球、左腕・山岡の直球(131km)が真中低めに来たと見るや、石井は右方向を狙ってバットを振り切った。すると打球は低いフライになって、二塁手と右翼手の間にポトリと落ちた。二塁走者の高橋章圭は三塁ベースをまわって本塁へ。広島新庄の右翼手、二角太陽は「強く投げるより、早く正確に」を頭の中で反芻しながら、矢のような送球を本塁へ。ワンバウンドのストライクとなって走者を刺した。二角の返球がストライクだからよかったが、もし少しでもずれていたら、この試合の勝負は決まっていたかもしれない。まさにスーパープレイだった。(写真)広島新庄・二角太陽、懸命のバックホーム。(NHKより、以下も同じ)(写真)二塁走者・高橋章圭が三塁をまわって本塁を突くもタッチアウト。捕手は田中啓輔。■また、この試合を見ていて強く印象に残った選手がいた。広島新庄の2番、田中琢也。身長163センチと小柄ながら、野球センス、打撃センスが高い選手と思った。下の写真は2打席目、右前に安打を放ったシーン。ヒジをたたんで、強い打球を飛ばしていた。広島新庄、この田中がラッキーボーイになるかもしれない。どことなく空気が花巻東にいた千葉翔太(現・日体大)に似ている・・・!