富岡製糸場へ。
今日は、世界遺産に内定した群馬・富岡製糸場へ行ってきた。ガイドさんの話によると、この官営製糸場の設立にあたり、指導者として契約したフランス人・ブリュナー氏との契約金は、月額2,300万円、また技術指導で来日したフランス人の工女たちには月額300万円(一人当たり)が支払われたという。(いずれも現在の貨幣価値に換算して)ギョッ(ま、一概に高いの、安いのとは言えないけれども・・・)正面に見える煉瓦の建物は倉庫。ここに乾燥させた繭を貯蔵した。(繰糸場、そうしじょう)繭から生糸を取る作業が行われていた場所。創業当初(明治5年)当時は、フランス式の繰糸器300釜が設置された世界最大の製糸工場だった。(女工寄宿舎)全国から集められた女工たちの寄宿舎。いわば女子寮。女工たちの暮らしぶりがそのまま残存しているという。ガイドさんの話によると、寄宿舎が当時の状態のまま保存されていることが世界的に珍しいらしい。このことも、世界遺産内定の武器になった。