【都市対抗2015】日本生命が延長14回の激闘の末に大阪ガスを下す~勝敗を分けた法政大OB、廣本拓也と土井翔平のワンプレー
いやはや、都市対抗の決勝はすごい結末が待っていた。■終始主導権を握っていたのは、後攻めの大阪ガスだった。3点をリードし終盤に追いつかれれるも、延長に入っても大阪ガスの優勢に見えた。しかしスコア3-3で迎えた延長14回表。二死満塁の好機をつかんだ日本生命は、5番・廣本拓也(浪速高ー法政大)がレフト前にライナー性の打球を放つと、大阪ガスのレフト・土井翔平(智弁学園高ー法政大)が懸命に前進するも一歩打球に追いつかず、打球を胸に当て後逸を防ぐことが精一杯だった。結局、この一打で2走者が生還して5-3に。64年ぶり大阪市どうしの決勝は、日本生命に軍配が上がった。日本生命は18年ぶり4回目の優勝、大阪ガスの初優勝はならなかった。 ■決勝打を放った廣本と、この打球を捕球しきれなかった土井。廣本が2学年上だが、実はこの2人は法政大時代に正捕手を争った仲でもあった。当時は同じ捕手に石川修平(現・JR東日本)や木下拓哉(現・トヨタ自動車)などがおり、廣本は控え捕手、土井は外野手もしくは代打として活躍したが、いずれも正捕手の座を射止めたとは言い難い。そしてそれから数年間の時間を経て舞台を変え、都市対抗の場で再び2人が相まみれたシーンでもあった。■リトルーシニア(ボーイズ)-高校野球ー大学野球ー社会人野球。選手たちの歴史を、点ではなく線でつないで見ると、野球はもっと面白くなるんだな! (写真)日本生命・廣本拓也が決勝の適時打を放つ。~NHKより(以下も同じ)。(写真)廣本の打球を懸命に追うもあと一歩届かず、大阪ガス・土井翔平。(写真)延長14回に飛び出したスーパープレー。ファースト、セカンド、ライトの中間に飛んだ飛球を大阪ガスの一塁手・近藤竜二(育英高)が完全に後ろ向きのまま打球を好捕する。ふつうポテンヒットになるか、捕球するにしてもセカンドかライトだろうに、一塁手が捕球するのは珍しい。 告!当ブログは「野球ブログ瓦版」に参加しています。もしよろしければ、下記のサイトもご覧ください。こちら→ http://kawaraban.blog.jp/