【東京六大学2016春】慶應・小原大樹、高橋佑樹、岩見雅紀
早慶戦の第2回戦、TV観戦しながら思ったことをつらつらと。 ■写真1ボクが期待する慶應義塾大・小原大樹(4年、花巻東)が登板したのは、6回表ピンチの場面でした。しかし一死一・二塁で救援したものの、最初の打者に四球を与えたのが大きなミス。次打者の併殺崩れで1失点、さらに右前に適時打を浴びて2失点目。スコア2-5となり、相変わらず制球の不安定ぶりを露呈した格好となりました。秋に期待したいところです。 慶應・小原大樹。弟の和樹(1年、盛岡三)も1番・セカンドで先発出場。兄弟一緒に早慶戦の大舞台に立つのは極めて珍しい。なお、写真はNHKより(以下も同じ)■写真2慶應の先発は1年生投手の高橋佑樹(川越東)でした。この大舞台でまずまずの好投を見せ、大久保秀昭監督もさぞ満足だったのでは? さて、この高橋、高校時代は強豪・浦和学院を相手にもがき続けました。いつも埼玉県予選のトーナメントを勝ち進むものの、小島和哉(現・早稲田大2年)らがいる浦和学院に弾き返されて、結局、甲子園出場は叶いませんでした。神宮がリベンジの舞台になるかもしれません。 ■写真3この選手を見るのは実に楽しい、岩見雅紀(3年、比叡山)。187cm、107キロ。豪快にバットを振りまわし、芯で球を捕らえれば確実にスタンドに持っていくスラッガーです。昨年までは安定感に欠けていましたが、今季は4本の本塁打を放っています(5月29日現在)。さて、ここ数年の慶應打線には、岩見に限らず巨漢選手が多数増殖中です。昨年までは現・日本ハムの横尾俊建がいたし、現在も沓掛祥和(4年、慶應)や明渡稜(3年、慶應)が該当しそうです。しかし、このことを快く思っていないのがTV解説した鬼嶋一司さん(元・慶應義塾大監督)。実況アナや元・早稲田大監督の應武篤良さんが「慶應の選手は身体が大きいですね。ウエイトトレを盛んにやっているのですか?」と計2度も話を向けられても鬼嶋さんは「・・・」、無言を貫きました。そういえば、以前から、身体が横にも大きい選手に否定的でしたね、鬼嶋さんは。<関連記事> 「みんな横尾に見える、慶應のスラッガーたち」 4回裏、今季4本目の本塁打を放つ慶應・岩見雅紀。