【東京六大学2016秋】佐藤竜が満塁本塁打! 佐藤竜って、法政の? いえ立教の! ~立教が連勝し勝ち点1
今日は立教大ー法政大2回戦のことを。昨日は立教が大勝して迎えたこの試合、法政は昨日の雪辱とばかりに2回に先制攻撃を仕掛けます。向山基生(2年、法政二)や熊谷拓也(3年、平塚学園)の適時打などで一挙5点を奪い、立教の先発・藤田凌司(3年、県岐阜商)をノックアウト。試合を優位に進めます・・・が、しかし、そうはなりませんでした。立教は直後の3回に佐藤拓也(4年、浦和学院)の適時打で1点を返すと、終盤8回に猛反撃に転じます。再び佐藤拓也の適時打、そして4番・佐藤竜彦(4年、国学院久我山)の満塁本塁打が飛び出し、あらら、一時は5点差あった試合を、立教が容易くひっくり返してしまいました・・・夏の甲子園、東邦ー八戸学院光星を思い出します。ボクは「佐藤竜の満塁本塁打」と聞き、一瞬、それは法政の佐藤竜一郎かと思いましたが、彼はすでに卒業していたのですね。立教に佐藤竜がいるとは、恥ずかしながら知りませんでした。さて、開幕から2カード連続して勝ち点を落とした法政の惨状ぶりは、なんと云ったらいいのでしょうか。今日の試合では、先発の熊谷をあまりに引っ張りすぎたことが敗因のように思います。満塁本塁打を被弾してから、河野太一朗(2年、法政二)を登板させたようですが、この河野に早めに継投する手立てはなかったのかな? そんな悔いが残ります。先週の対早大1回戦で河野を初めて見ましたが、なかなかいい球を投げる投手と思いました。あの時以降、この投手を勝負所で使っていないのが不思議でなりません。ま、法政のベンチ入りメンバーを見ると、1,2年生の選手がずらりと揃い、まるで新人戦用メンバーです。つまり「今季は捨てた。最下位も覚悟のうえで、若い選手に経験を積ませる」といったベンチの意図がうかがえます。長期にわたり低迷の続くチーム刷新のためには、これもやむを得ないでしょう。打撃陣は中山翔太(2年、履正社)をはじめ粒が揃っているので心配なし。課題は投手陣です。菅野秀哉(3年、小高工)のほかに、先発になりうる原石を見つけて磨いてほしいものです。一方の立教は、2枚目予定の藤田凌が打ち込まれたのは痛かったかな? また澤田圭(4年、大阪桐蔭)の使い方もいまいち分かりません。でも確実に勝ち点1を挙げたことで、まずは良しといったところでしょうか。(写真)いまや法政のエース・菅野秀哉。~2016.9.10対早大1回戦より(以下も同じ)(写真)要所で投げてほしい法政・河野太一朗。なかなかいい投手です(^o^)/(写真)法政・中山翔太。後姿にもスラッガーの風格が漂う。