【甲子園2017春】健大高崎、『機動破壊』は今年も健在! ~魅せた土壇場のトリックプレー
今日行われた2回戦は、その内2試合が延長15回引き分け再試合になりました。これは史上初。■特に目を引いたのは第三試合の健大高崎ー福井工大福井戦。スコア6-7で1点差を追う健大高崎は、走者を二・三塁に置くもすでに二死。あと一人でゲームセットの場面に、誰の目を欺くトリックプレーを敢行しました。二塁走者が二・三塁間に突っ立つ姿を演じると、投手は「しめた!」とばかりに二塁へけん制球を投げました。しかし、これが健大高崎のトリックだったのですね。投手が球をリリースするや三塁走者の小野寺大輝が猛然とホームを狙い、捕球後慌ててバックホームした二塁手の送球空しく、小野寺がホームイン。土壇場のトリックプレーが同点劇を産んだ瞬間でした。■健大高崎はいつもこういった練習を積んでいるのですね。一年に一回あるかないかのプレーなのに。さらにこの場面でわざわざ右打者を代打に送ったのも、捕手の視線封じを狙ったのかも。試合中、存在自体がトリッキーだった小野寺大輝が面白い、そして「機動破壊」恐るべし。写真:NHK(連続写真1)(連続写真2)(連続写真3)