【東京六大学2017春】長谷川裕也、泥沼の法政に差す一筋の光明
長谷川裕也。この名前でググると、「靴磨きのカリスマ」と出てきます。以前、高級靴磨き店が南青山にできたことは聞いていましたが、そのお店を立ち上げたのが長谷川裕也さんという人だったのですね。そもそもは丸の内の路上からスタート、品川駅前の路上に移り、その後路上を卒業して南青山に出店した。コンセプトは「わざわざ靴を磨いてもらいに出かける、日本一高いカウンター形式の靴磨き店」。高級なカウンターバーを模した店内で靴を磨く演出を施して、価格は2,500円也。靴磨きの古いイメージを払拭して、この業界に一筋の光明が差す存在なのかもしれません。■さて今回の本題は、法政大の長谷川裕也投手(4年、聖望学園)のこと。今季開幕以来4連敗(1分)、投手陣総崩れの法政にあって、中継ぎエース長谷川の存在はまさに「一筋の光明」です。アンダースローから高低、緩急を丁寧に投げ分けて相手打者を翻弄。最近よく聞く「遠近を使った」もしくは「奥行」という言葉があります。同じストレートでもスピードを変化させたり、時折クイックモーションを交えたりと、打者との距離感を自在に操る投球術で先週の立教大戦は3戦すべてに登板し、11回2/3、被安打5、奪三振8、与四死球5、防御率0.00で投手十傑のトップを驀進中(4月22日現在)。今後は菅野秀哉(3年、小高工)とともに、法政の2枚看板として活躍してほしいものです。※余談ながら、法政大のアンダースローといえば、住友一哉(のちにプリンスホテルー近鉄ー阪神)を思い出します。(写真)今春リーグ戦で好投する法政大・長谷川裕也。■悲しいかな、同じ埼玉に住みながらボクは長谷川の名を知りませんでした。当時の聖望学園を調べると川畑諒太(現東海大4年)がエース、長谷川は控え投手で背番号は「11」。ちなみに聖望は2013年夏、埼玉県大会では準決勝まで勝ち進み、この大会で優勝する浦和学院と対戦。ここで長谷川が先発するも0-1の僅差で敗退し、甲子園進出はなりませんでした。この時の浦和学院が凄かった。同年センバツの優勝メンバーがずらりと顔を揃えて・・・(下記参照)。中には東京六大学に進んだ選手も多く、長谷川にとって敵を討つのは今からでも遅くない!1番・竹村春樹(現・明治大4年)2番・服部将光(現・日体大4年)3番・山根佑太(現・立教大4年)4番・高田涼太(現・立教大4年)5番・木暮騎士(現・東洋大4年)6番・斎藤良介(現・立正大4年)7番・西川元気(現・東洋大4年)8番・小島和哉(現・早稲田大3年)9番・津田将希(現・東洋大2年)控投・山口瑠偉(現・東洋大4年)(写真)聖望学園時代の長谷川裕也。(テレビ埼玉より)(写真)2013年夏、埼玉県大会準決勝、対浦和学院戦。長谷川(投手)と山根佑太(打者)の対戦。この時の結果は右前安打で山根の勝ち!(テレビ埼玉より)