【高校野球の記録まとめ】第99回大会で生まれた大会記録(その2)~大会史上初! 明豊・三好恭成が代打満塁本塁打
準々決勝の天理ー明豊戦、9回裏に大会史上初の代打満塁本塁打が飛び出しました。(8月20日)天理 600 005 200 =13明豊 201 000 006 = 9スコア3-13。10点ビハインドで迎えた明豊は連打と四球で無死満塁のチャンスを作ると、明豊ベンチは代打・三好恭成を打席に送ります。そして三好は天理の投手・輪島大地(元横綱・輪島関の息子さん)の初球を強振してファール。続く2球目、外角に大きく外れるスライダーを空振りして、その後1球ボールを見逃したあとの4球目でした。カウント1-2から輪島が投げたスライダー。三好はこれを待っていたかのようにフルスイングすると、打球は高く舞い上がって左中間へスタンドイン。打った瞬間、本塁打を確信した三好は右手を高く突き上げて喜びを爆発させていました。結局試合に敗れましたが、1年時に肘を故障してからは「代打屋」に徹してバットを振り続けた三好。記録だけでなく、記憶にも残る打者でした。写真:NHK