【東京六大学2018春】明治・竹田祐、法政・三浦銀二の今後に期待したい!
昨日(5月26日)行われた法政大ー明治大1回戦は、接戦の末に法政がサヨナラ勝ち。その瞬間、明治は優勝を逃し、慶應義塾大が2季連続36度目の優勝を決めました。シーズン早々に優勝戦線から脱落した法政と、優勝に望みを繋ぎたい明治の一戦は、予想外の熱戦となりました。8回までスコア2-5、3点差を追う明治は驚異的な粘りを見せて代打・平塚大賀(4年、春日部共栄)や渡辺佳明(4年、横浜)らの適時打で同点に追いつくも、直後の9回裏、法政・中村浩人(4年、多良木)のしぶい中前適時打が飛び出してジ・エンド。サヨナラ安打を浴びたのは、まだ1年生の竹田祐投手(履正社)。現在リーグ首位打者・中村へ向けた刺客として救援登板するも、詰まった打球が中前にポテンと落ちる不運。見ていて少々可哀そうではありました。竹田は、昨年は安田尚憲(現ロッテ)とともにチームをセンバツ決勝に導いた履正社のエース。大阪桐蔭と戦った決勝は、相手の強力打線を8回まで3点に抑える好投。しかし同点で9回を迎えるも、伏兵の代打・西島一波に2点本塁打を喰らい優勝を逃したシーンは記憶に新しい。また、一方の法政は同じ1年生の三浦銀二投手(福岡大大濠)が活躍。昨日の試合は打者2人に投げたけで勝利投手になる幸運。さらに今日(対明治2回戦)は4回からロングリリーフ。打者19、被安打2、自責点0と、ほぼ完璧に抑える好投で2日連続して勝利投手になりました。三浦で思い出すのは2016年秋の明治神宮大会。最速145kmで注目された三浦でしたが、準決勝で清宮幸太郎(現日本ハム)のいる早稲田実と対戦、2打席目で清宮に強烈なライナーの二塁打を浴びました。それは目の覚めるような弾丸ライナー、極めて低い弾道は二塁手をのけ反らせ、あっという間に右中間のフェンスに達しました。テレビ解説していた帝京高監督の前田三男さんは「ノックでは絶対に再現できない打球」と驚愕していました。竹田、三浦、ボクの記憶はどちらも彼らの夢断たれるシーンだったけれども、神宮ではどうなるか。今後に期待したい。(写真1)履正社時代の竹田祐。2017年センバツ決勝(NHK)(写真2)2017年センバツ決勝。9回、大阪桐蔭・西島一波に2点本塁打を浴びる(NHK)(写真3)福岡大大濠時代の三浦銀二。2016年明治神宮大会 準決勝(スカイA)(写真4)2016年明治神宮大会 準決勝。早稲田実・清宮幸太郎と対戦する(スカイA)