【甲子園2024夏】大社、31年ぶりのベスト8へ。昭和6年夏は映画『KANO』の題材となった中京商ー嘉義農林の決勝戦があった大会
昨日の第4試合は、3回戦の大社(島根)ー早稲田実(西東京)の一戦。結果、大社がサヨナラ勝ちしベスト8入りし、準々決勝へコマを進めました。(延長11回)早実 000 001 100 00 =2大社 100 000 001 01X =3 内野5人シフトあり、夏公式戦出場なしの選手が志願しての送りバントあり、試合終了後に敗れた早実・和泉監督が相手校の選手たちに声をかける姿あり。きっと今後も語り継がれる試合になるでしょうし、何よりボクはすっかり大社のファンになってしまいました。 さて、第1回大会からの「皆勤賞」と云われる大社ですが、ベスト8入りは93年ぶりとのこと。調べてみると昭和6年夏、大社は飯山寿八ー加本一久(のちに東大)のバッテリーで甲子園に出場し、初戦(2回戦)は京城商を12ー11で下し勝利(京城商とは、日本統治下の朝鮮にあった専門学校のこと)。そして準々決勝に進出したものの(1回勝っただけでベスト8とは?!)、小倉工に4-22で敗れてベスト4入りはなりませんでした。 ちなみに、この大会の決勝カードは中京商ー嘉義農林。中京商が4-0で勝利し優勝しましたが、映画『KANO』の題材にもなった伝説のカードです。中京商の投手は、甲子園史上最多の23勝を誇る吉田正男(のちに明治大)。対する嘉義農林の投手は「麒麟児」と称された呉明捷(のちに早稲田大)でした。KANO -カノー 1931海の向こうの甲子園 [ 永瀬正敏