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あま野球日記@大学野球

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2013.12.23
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テーマ:高校野球(3671)
カテゴリ:高校野球

■先日、縁あって(株)アソボウズ主催の『ID野球導入セミナー』に参加した。代表の片山宗臣さんをはじめ、楽天スコアラーの行木茂満さん、統計心理学の田中久雄さん、そしてフィジカルトレーナーの加納正則さんが講師を務めた。

だいぶ以前、「ID野球」という言葉が世に登場した頃、その仕掛け人のひとりがアソボウズを立ち上げた片山さんだったと記憶する。その片山さんは独自のノウハウをもとに、これまでも大分・明豊高野球部などを技術指導し、今年は、群馬・前橋育英高のサポートをして甲子園優勝に貢献したという。

片山さんの話だけでも、たとえ3時間、いや5、6時間ぶっ通しで聞いても飽きなかったろう。それほどまでに、片山さんには密度の濃いノウハウが詰まっているように思えた。今回、それは叶わなかったが、フィジカルや心理学を交えた総合的なアプローチは、これはこれで十分に楽しめた。



■そして、ボクが興味をもったことのひとつは、野球の常識と思われていることが実は常識ではない、いわゆる「錯覚」であるということを、各講師が異口同音に語っていたことだ。

例えば、こんな事例があった。
「投げ込めば、スピードが上がる」「投げ込めば、コントロールが良くなる」のウソ。
練習量に比例して上達するのは守備などごく限られたものであって、コントロール、スピードアップ、ヘッドスピードアップなどは、それに当てはまらないという。いや、当てはまらないどころか、逆に悪いクセがついて弊害にさえなる。



■常識と思っていることが、実は「錯覚」だったのかぁ・・・??? 
過去にあった常識が、今では真反対になった事例を思い出してみた。「練習中に水を飲まない」「水泳禁止」「利き腕では箸より重いものを持たない」などなど。これまでも、結構たくさんあったのだな。

今、手許に『野球人の錯覚』(加藤英明+山崎尚志著、協力=データスタジアム株、東洋経済新報社、写真も)がある。前述した視点とは異なるが、 この書籍にもタイトル同様に、さまざまな「錯覚」が紹介されていた。

例えば、
「先頭打者に四球を出すと、試合の流れは悪くなるか? また、四球は安打より悪いか?」と問題を掲げ、プロ野球の実データを使って分析を試みている。

よくテレビでは、「先頭打者に四球を出すと流れが悪くなりますよ、安打より良くない」と解説者がしたり顔で言うことがある。そこで著者らが先頭打者を四球・安打で出塁させた場合の失点確率を分析したのだが、実は四球より安打を打たれたケースの方が、(失点確率が)高い数値になっており、「先頭打者に四球を出しても、安打(単打)と比べて流れが悪くなることはない」と結論づけていた。

ボク自身、「流れ」という言葉をよく使うが、これからは注意をして使う必要がありそうだ。

※もちろん、一般的に使われている「流れ」に関して、上記書籍はすべてを錯覚と言っているわけではないので、その点だけ最後に付記しておく。



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Last updated  2013.12.23 13:50:45
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