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あま野球日記@大学野球

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2016.07.22
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テーマ:高校野球(3671)
カテゴリ:高校野球
■埼玉県大会5回戦は、昨日に続き今日も雨天順延になりました。注目したいチームはいろいろありますが、埼玉栄もそのひとつ。特に若生正廣監督に注目しています。かつてはこの埼玉栄監督を出発点に東北高の監督へ転身、そして九州国際大付へ。さらに昨年から古巣埼玉栄に復帰されました。甲子園成績は11回出場で16勝11敗、準優勝2回。


DSCN9263.JPG

 

今大会もスタンドから若生監督の姿を拝見しましたが、黄色靭帯骨化症という病気のため、ひとりで立位を維持することさえままならない様子に見えました。大変な思いで指導に当たっているのだと想像します。なんとか甲子園の晴れ舞台で指揮を執っていただきたいと思いますが・・・。(写真は昨年夏のもの。テレビ埼玉より)

 

■さて、若生正廣さんといえば、思い出すのは04年センバツの準々決勝・対済美戦。9回まで6-2とリードするも、9回裏に2点を返され、さらに済美の3番・高橋勇丞に逆転サヨナラ本塁打を浴びてジ・エンド。この時レフトを守り、自分の頭上を越える本塁打を見送ったのはエースのダルビッシュ有。マウンドにいたのは真壁賢守でした。(※ちなみに、済美の4番は鵜久森淳志)。

実は前の試合(対大阪桐蔭戦)でダルビッシュが肩の不調を訴え、この試合は真壁が先発していました。しかし「9回のピンチでは、エースのダルビッシュに交代させるべきだったろう!」といった若生さんへの批判があったことも事実。

後日、若生さんは自著『日本最強右腕の原点 東北の名将が授けた「大投手への10ヵ条」』ベースボール・マガジン社)で当時のことを、こう振り返っています。若生さんのお人柄というか、考え方がよく分かる気がしますが、皆さんはいかがでしょうか?

「この試合に関しては、なぜダルビッシュを投げさせなかったのかという疑問の声をよく聞く。確かにこの時ダルビッシュは6回頃から「肩は大丈夫です。行けます。」といっていたし、9回にはレフトの守備位置で肩をぐるぐる回しリリーフ登板をアピールしていたのだ。

だが、なぜダルビッシュをというのは、私に言わせれば何も知らない外野の無責任発言である。

まず、真壁の調子が尻上がりに良くなっていたこと。ボールも走っていたし、6回から8回は三者凡退だった。また、リリーフをアピールはしても、ダルビッシュの肩はかなり深刻だったと思う。ベンチ前でのキャッチボールを見ても、ボールは山なりだったのだから。真壁の9回の投球を見てチラッとかすめたとすれば、ダルビッシュよりも采尾への継投だった。

それよりなにより、
ダルビッシュは日本の野球を背負う大投手になる可能性を秘めているのだ。その宝を高校野球で終わらせてもいいのなら、いくらでも投げさせた。(略)この大会は優勝できる自信があった。もし済美戦に勝つことを優先し、東北に初大旗を...という野望に目がくらむ監督だったら、有を投げさせていただろう。
でも、私は違うのだ。そのことは、強調しておきたい」。



(参考)ブログ『おだずまジャーナル』

 

 鵜久森 (2).JPG
(写真)現在の鵜久森淳志(ヤクルト外野手)。今年7月、イースタンリーグ戦にて撮影。当時は済美の4番でした。


 
ホンダ・真壁コーチ.JPG

(写真)現在の真壁賢守(ホンダ野球部コーチ)。今年6月、都市対抗予選にて撮影。

 

■なお、2004年準々決勝、東北ー済美戦をご覧になりたい方は、こちらの動画をどうぞ。 

 






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Last updated  2016.07.22 23:52:30
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