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テーマ:懐かしのフォークソング(700)
カテゴリ:ふぇいばれっと 音楽
「時刻表」 中島みゆき アルバム「寒水魚」から1曲 (中島みゆき 話題を鳳香さんのブログで見て色々検索してるうちに懐かしくなってしまいました。ごめんなさい鳳香さん) で、聞き始めの頃のアルバム「寒水魚」 中学の時に友達に借りて、繰り返し繰り返し聞いたアルバム。 どの曲も、いい。 この時期の彼女の作品の一つのピーク・・・と言われる一枚。 その中から1曲は選べない・・・なだけど、「時刻表」 街頭インタビューに答えて 「私優しい人が好きよ」と 優しくなれない女達は答える 話しかけた若い司会者は 「またか」とどこかで思いながら ぞんざいに次の歩行者をつかまえる 街角にたたずむポルノショーの看板持ちは爪を見る とっても、やさしくてかわいくてつぶやくように、彼女は語る 昨日、午後九時三十分にあの交差点を渡ってた男のアリバイを証明できるかい あんなに目立ってた酔っぱらいだれも顔は思い浮かばない ただそいつがめいわくだったことだけしか ああ、ほんとだ・・・と、私は思う。 誰が悪いのかを言い立てて どうすればいいかを書き立てて 評論家やカウンセラーは米を買う。 迷える子羊は彼らほど 賢い者はいないと思う 後をついてさえゆけば 何とかなると思う 「見えることとそれができることは べつものだよ」と米を買う ああ、そうか。と、15の私は思う。 海を見たといっても テレビの中でだけ 今夜中に行ってこれる 海はどこだろう 人の流れの中で そっと時刻表を見上げる 歌の中で「彼女」が、時刻表を見上げるということがどんな意味をもつのかも、 どうして見上げるところで終わるのかも どうでもよく 声高に、理不尽さやずるさを指摘するでもなく 心にしみいるように語ってる彼女の声を 耳を澄ませて聞いていた。 「文字がまた細くなった」田舎からの手紙を思い出して「彼女は」、また時刻表を見上げるのだ。 今夜中に行ってこれる海 に思いをはせるのに、きっと「彼女」は汽車には乗らない。 そんな「彼女」にむける彼女のまなざしが好きだ。 日々の生活に疲れ、人の流れに飲まれそうになりながら、 流されそうになる中で、田舎の両親や「海」に思いをはせる「彼女」 明日も仕事があるし、でもほんとの海って見てみたい。 行けるんだろうか・・・とそっと、時刻表を見上げる その弱さや、憧れを、がんばりを彼女は認める。 曲を聴いて 認められた気分になった私は、ちょっと勇気をもらって 日々を過ごせた。 少しでも、そのまなざしに近づけたら すごいな・・・と思いつつ。 みゆきに恥じない生き方が、したかった。 歌詞 曲試聴 癒されてください 歌姫 ← ☆さてさて、なにはともあれ、「時刻表」 数ある中からピックアップするってこんなに難しいとは・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月09日 18時55分09秒
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