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2009年03月06日
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今日3月6日は 父方の祖父の命日です といっても、まさに30年前 私が５年生の時、交通事故で亡くなりました 中学校の用務員をしていた祖父は その日いつもより少し家を出るのが遅くなり 国道を自転車で（！）横切り 車にはねられました。 物心ついて初めてのお葬式でした
今年になってやたら、日本酒がおいしいのです 今までは好きだけど次の日残るので そんなに飲むことはなかったのに 毎日日本酒 燗してちびちび あれ？誰かに似てる そう、祖父です はっとしたのは、こないだ頼んだお酒が届いて 「あれ、八海山 二本頼んでる・・・」 八？ そう、父方も、母方も祖父の名には 八の字がつきます 去年も、命日の前に急に仏壇の写真拭きたくなったり 日本酒が飲みたくなって おまけに、へんな声がしたと長女が言って この時期たみさんに見てもらったんでした う～～～ん、微妙＠＠＠
夜中、目が覚めて考えました なんだろう？ そういえば、私は祖父が苦手でした 無口で気性が荒くて青森南部なまりの祖父 途中からこちらにひきあげてきて同居しましたが 嫁姑のことでは、すっごく苦労し 母がかわいそうで、私は祖母が大嫌いでした 祖父も好きではありませんでした いまだ、心で嫌悪感があり、許せない思いでした
ね、そんな風に孫に思われていたら かなしいんじゃないかな？
子どもには、わからない、みえない微細な事情が あったんじゃないかな？ 不器用で伝わらなかったことが あったんじゃないかな？
ごめんね、おじいちゃん、 もっと素直なまっすぐにかわいい孫だったら もっと、やさしいおじいちゃんだったかも知れない わたしはもう、 手放さなくては
大嫌いな祖母 大嫌いな叔母 名前を壁に書いて 画鋲で刺した 不幸だった自分 そんな自分を手放して 呪縛から自分も相手も 解き放つ時 かな？
父をうんでくれた人 父の父 それだけで ありがとうだったんだ おじいちゃんありがとう おばあちゃん もう、いい おばさん 普通の人 嫌いじゃない もう 解き放て
ついこないだ、今の職場の上司が 仲良かった故人の 亡くなったときいた職場の同僚だと知った 彼は職場であまり受け入れられていなかったと 話で聞き 私は、少し恨む気持ちもあった それは、真実かどうかもわからないのだけれど
機会があったら、その時の話がしたい 「問いつめたい」 「非難したい」という気持ちが 正直あった
でも、彼はそんなこと望んでいない たぶん 全然望んでいない そんなことどうでもいい この巡り合わせは 私へのギフトだ
手放し、許し 自分も許せ
かなしかったちいさな自分を許して 他人も許せる自分になる
「ここからじゃ、ここからどう生きるかじゃ」
一昨年 りんさんにお願いした ４０才誕生日の記念セッションの数時間前に 出会った 目の前でまさにおこった交通事故 その翌日の死亡事故記事 まさに、数分早ければ 加害者になったかも、被害者になったかもしれない自分 生と死をわけた数分 生々しい時 「ここからじゃ、ここからどう生きるかが大事じゃ」
昨晩の何時間は 30年分の怨恨の禊ぎ 30年前、 「まだしまわずに飾っていたおひな様」 の映像
今年は、日本一かわいい！って勝手に思ってる お内裏様とおひな様に 「八海山」とお塩とお花と線香をお供えして おじいちゃん、ありがとうと 手を合わせました
ああ、なんか 終わったなと こんな特別じゃない ひとときなんだけど
今日はなにもかも吹き飛ばすような 大風大雨です
雪もどんどんとけて もうすぐ、 春になるはずです
なんて長く かかったんだろう だから 生きるって 不思議で おもしろい お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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