デニムジーンズのすゝめ(3)～ジーンズの生地～

2009年04月08日

ジーンズの生地といえばデニムですが、デニムって一体何者なんでしょう

ということで、ジーンズの連載記事第3弾のテーマはズバリ「ジーンズの生地」です。

デニム [denim (英)]は厚地の綿布を指しますが、その語源、実はフランス語

serge de Nimes (仏) ｢ニーム産のサージ｣の略語が「デニム」だったんです。

ちなみに、ニームというのは南フランスの街のことで、サージというのは綾織りの生地のことです。

そして綾織りとは、経糸2～3本につき緯糸1本を使って連続させて織りあげる手法のことで、この織り方で織られた布は丈夫で、洗うと縮みやすい性質があります。

　※お手持のデニムの模様を御覧下さい。

綾織りには右綾と左綾があり、それによって生地の質感も異なるようです。

　※Z(左)撚りとS(右)撚りの糸。

一般的にはZ(左)撚りの糸が使われているので、糸の撚り方向と逆向きの右綾で織ると緩みが生じてゴツゴツした手触りになり、糸の撚り方向と同じ向きの左綾で織ると締まりが生じて光沢感やソフトな手触りが生まれるそうです。

Levi'sのジーンズは右綾の生地が使われており、その緩みから、長く履いていると自分の体形にフィットしたジーンズになるそうです。

Leeのジーンズは左綾の生地が使われており、その締まりから、経年劣化に強いジーンズだと言われています。

どちらも一長一短、全ては穿き手の好みですね

今回は、ここまで

それでは