|
カテゴリ:オシャレの知恵袋
連載記事第4弾は、デニムの原料である「綿(コットン)」について書いてみました 綿と一言でいってもその種類は様々で、デニムに使用される綿は大量収穫が可能な中国産や米国産がほとんどです。大量に栽培された綿花は、通常年2回、機械によって収穫され、それを紡いで糸にしたものが多くの衣料に使用されています。 しかし、綿を機械で収穫すると繊維を傷つけたり、不純物が混入することがよくあるそうです。そのため、大量生産された綿はあまり質の良いものではありません。 綿の質は繊維の長さにより分類され、長くて強いものほど高級とされています。そして、良いデニムを作るには、そのような高級な綿が必要不可欠です。なぜなら、デニムを織る糸には緩く撚った糸が適しており、そのような糸を作るためには綿の繊維が長くないといけないからです。緩く撚った糸(甘撚り)で織られた生地は、強く撚った糸で織られたものよりも柔らかく(=はきやすく)染まりやすい(=味が出やすい)といった特徴があるため、良いジーンズにはそのような生地が採用されています。デニムの質が最も優れていたとされる1940~1950年代には、そういった糸を作る条件をバランス良く満たす良質な綿が採れたのだそうです。 現在生産されている高級綿のブランドは、アフリカ産のジンバブエコットン、エジプト産のギザコットン、インド綿、中国産のトルファンなどです。こうした高級綿は、一毛作(年1回の収穫)により大きく育てられ、手摘みで丁寧に収穫されます。従って、機械収穫のように不純物が混入することもなく、ブリーチ等の前処理も必要ないため、素材本来の質感を最大限に引き出すことができるのです。 ※ジンバブエコットンの原綿 これらのブランド綿の中でも、ジンバブエコットンを使用した高級デニムは多くのアメカジファンの注目を集めています。アフリカの大自然の中で農薬を使わずに育てられたこの綿は、伸縮性や柔軟性、染色性にとても優れているため、ソフトな穿き心地を与えてくれます。限りなくヴィンテージに近い柔らかな質感を持つのが、ジンバブエコットンだそうです。 要するに、安物のジーンズと高級ジーンズの違いは綿の質ということです 管理人自身も勉強になりました 今回は、ここまで それでは 参考サイト:http://www.cotton-jp.com/ http://allabout.co.jp/gs/americancasual/closeup/CU20080325A/ バックナンバーもどうぞ 貴重な時間をありがとうございました。 よろしければ、ブログランキングへの投票をお願いいたします。 にほんブログ村なら、もっと良いサイトが見つかるかも…。 ジンバブエコットン使用のジーンズ取り扱い店舗 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年04月19日 20時32分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[オシャレの知恵袋] カテゴリの最新記事
|