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カテゴリ:雑談
突然ですが、皆さん、私たちが食べているお肉ってどのようにして「動物さん→スーパーのパックのお肉」になるのか、考えたことがありますか?
いや、あまりに唐突な質問ですいません。 実は今ものすごく読みたい本があって・・・。 それは、いのちの食べかたという本。 子供向きの本だということだけど、大人の私でも考えさせられる内容のようで、是非是非読んでみたい!! 職場の日本書籍の図書館(ムッチャ小さいけど)に入れてもらえるかどうか、尋ねてみよう・・・。 今の世の中、お魚じゃなくいわゆる動物を殺して食べたという経験のある人は、かなり少ないと思う。 かくいう私はそんなかなり少ない人の中の1人。 大学時代、実験や実習という名の下に、色々な体験をした。 牛や羊、鶏の解剖、羊の毛刈り、牛の去勢などなど。 もちろん、解剖が済んだ後は捨てる・・・などということはしない。 指導教官たちはいつも「それでは命を奪われた動物達がかわいそうだ」と言っていた。 だから学生みんなで動物の皮をはぎ、解体し、ブロックに分け、それぞれを大きなビニール袋に入れて、巨大冷凍庫で保存・・・。 羊の毛刈りをしたときは、毛を持ち帰って洗い、クッションの中に入れたりもしていた。 冷凍したお肉は後日、研究室の焼肉パーティーなどで食べていた。 自炊だった学生たち(私もその1人)は、骨や小さな細切れの肉を持ち帰って調理したり。 そして、頭や皮など食べれない部分はみんなで大きな穴を掘り、丁重に弔って埋めた。 動物達を殺す作業が1番かわいそうで、私としてはとても耐えがたかったけど、これを手伝わないことには単位がもらえない。 仕方なく手を貸していた。 眉間を大きな金槌で殴って脳震盪を起こさせ、その間に頚動脈を切って血を抜く。 血があると解剖にも邪魔だし、お肉の味もかなり落ちるからだ。 今まで毎日餌をやったり、色々お世話していたうちの1匹・・・。 血を抜かれている時のあの悲しそうな目・・・今でも思い出すと涙が出る。 こういう経験は私に大事な何かを教えてくれたと思う。 命の大切さ・・・動物に限らずわれわれ人間は色々な命の犠牲の上に生きている。 私はベジタリアンではないし、人にそれを強要する気もない。 でも、今パックの中に納まっているお魚だってお肉だって、はじめからこんな形じゃなく、元は生きていたということ。 私たちと同様に呼吸し、動き、血が流れていたりしていたわけだ。 そして、私たちが直接手を下す代わりに、その作業をしてくださっている方々がいらっしゃるということ。 食べる時には命の犠牲やそういう方々に感謝するということ。 今では、大学でとても貴重な体験をさせてもらったと思っている。 こちらの動物保護団体PETAのサイト(トップにリンクを張ってます)では、豚さんのと殺の模様などもビデオで流している。 みんなに事実を知って欲しいということで。 義兄やロバートは鹿狩りにも行く。 私はこれに反対だが、獲物はどこも無駄にせず、すべてを食べたり何かに利用するというのが掟のようだ。 自分の子供には、勉強が出来るとか有名大学に行くとかそういうことじゃなく、人間として命の犠牲への感謝やこういう事実を知ることの必要性を理解できる大人に育って欲しいと思う。 日本で沢山の子供たちがこの本を読んでそういう気持ちになってくれたらいいなぁ。 なお、今日の日記を読んで気分悪くなった方、申し訳ありません。 そんなグロいことを書く気はなかったんですが・・・。 でも、そんなふうに加工されたものが、皆さんが口にしているお肉なんですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/03/02 02:11:16 AM
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