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カテゴリ:雑談
7月4日はアメリカ独立記念日。
私が子供の頃、建国記念日には父が玄関先に日の丸を掲げていたが、最近の日本ではそういうこともめっきりないんだろうな。 最近の特に若い日本人は、自国に対する誇りがかなり希薄な印象を受けるし。 アメリカに来てからちょっと驚いたのは、やっぱり彼らにとって独立記念日は特別な祭日であるらしいこと。 これはあくまでうちの近所の場合だから、よそはどうなのか分からないけど、 JULY 4TH WEEKENDが近づくと、新聞屋さんとか不動産屋さんとか、とにかく大抵誰かが各おうちのポストに小さな星条旗を立てる。 まぁ、宣伝という意味も兼ねてるんだろう。 お店はどこでもJULY 4TH SALE。 近くにあるストーンマウンテンという山のある公園では、この大きな山を背に大レーザーショウと花火大会が毎年開催される。 これはもちろんアメリカの歴史をたたえる内容。 そして、大抵この日は友人や家族で集まって、バーベーキューパーティー。 9月11日のテロ事件以来、軒先に星条旗を飾るうちや、車に星条旗のステッカーを張る人がかなり多くなった。 我が家の軒先にも星条旗が・・・もらったから飾ってるだけなんだけどね。 アメリカという国のすべてが好きなわけではない。 でも、彼らの自国に対する誇りや尊敬みたいなものは、素晴らしいと思う。 日本人は第2次大戦での敗戦以来、自国がどんなに悪い国だったかということを子供の頃から教えられ、よって国歌や国旗に対する敬意もなく、日本人としての誇りもない人が多くなったと思うのは私だけ? いや、私以外にもそう感じている人はいるはずだと思いたい・・・。 海外に出てみるとこの○○人としての誇りというのがいかに大切かがよくわかる。 それがアイデンティティーの一部だから。 私だって日本に住んでいた頃は、そんなことなーーんにも考えず、のほほーんとしていた。 でも海外で暮らしてみて、改めて自分は日本人であるという実感がわき、それを誇りに思うようになった。 アメリカ人に戦争や天皇のこと、その他もろもろ日本のことを知ったかぶりに説教されたら、きちんと歴史上の真実や自分が思うことを主張することにしている。 彼らの言うことに異論があるならば、きちんと自分の意見を伝えればいいし、お愛想でニコニコする必要は全くない。 なんせ両親は被爆者で、誕生日は真珠湾攻撃の日。 そんな私がアメリカ人と結婚し、アメリカに住んでいるのも何だか奇遇だけど。 そんなことをふと考えた7月4日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/07/05 10:59:55 PM
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