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カテゴリ:雑談
このところ、アレルギー性喘息の症状が出て毎日呼吸が苦しく、元気が出ない。
喘息発作まではいかない様に薬で抑えているが、それでも症状を完全に抑えるのは難しい。 咳ばかりしているので、夜も熟睡できなし、わき腹や背中は筋肉痛、そして咳のしすぎでタンには血が混じる。 今丁度、秋口の花粉シーズンだし、アトランタエリアはスモッグ警報が出る日も最近多いのでしかたないけど・・・・。 そんな訳で皆さんのところに行っては読み逃げばかりですみません。 もうちょっと元気が出たらコメント書きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ こんな状態でありながらもどうしても気になることがあったので、こうして日記を書いている。 それは、ハリケーン カトリーナがニューオーリンズ周辺にもたらした大きな災害について感じること。 私が住んでいるアトランタもニューオーリンズ同様、黒人の占める人口比率がとても高い。 ここに住み始めた頃、ある人から聞いた話。 ある程度裕福な黒人のことを、「オレオ」(オレオクッキーからとったあだ名)と呼ぶそうだ。 オレオクッキーは日本にも売っているので知っている方も多いだろう。 チョコレート味の黒い2枚のクッキーの間に挟まっているのは、白いクリーム。 そう、外は黒くて中は白いのだ。 この「オレオ」という呼び方・・・裕福な黒人は外は黒くても中は白人と同じということの例えらしい。 裕福で、白人と交友関係を持ち、白人と似たような考え方をし、口ではうまいことを言っていても心の底では自分と同じ人種でありながらも貧困層である人々を助ける気はない・・・それが「オレオ」と呼ばれる人たちのようだ。 今回のカトリーナがもたらした災害に対する政府や様々な機関の対応の遅れは、実は人種差別からきているのではないか、とメディアでは大きく取りざたされている。 事の真相は私にはわからない、この国はニュースもかなりコントロールされているし。 でも、もしかしたらこの「オレオ」と呼ばれる人たち、全く槍玉には挙げられないけど、結構多いのではないか。 黒人女性のライス国務長官もニューオーリンズ市長も黒人政治家たちも・・・口では被災民を気遣っているようなことを言いながら、じゃあ実際自分が現地にいって汗水たらして救援活動を手伝ったり、本当にひどい状況にある人々を目の当たりに視察しているのかというと、そうではないような印象を受ける。 メディアに対するコメントなどを聞いていても、あまり誠意を感じないし。 だから、全く表には出ないながらも実は、いわゆる普通の「人種差別」ということとは別に、同じ黒人の中でも裕福な人たちの貧困層に対する差別というのがあるのじゃないかと思う。(これはあくまで私の個人的な意見だけど) 救援活動をしている人たち、病院のスタッフなど、寝る間を惜しんで自分の命をも危険にさらしつつ働いている人が白人にだって沢山いるのだ。 なのにこの「オレオ」な人たち・・・コメントでは立派なこと言ってるくせに、自分は安全な場所でのうのうとしている。 しかもミシシッピーの被災民などは白人の人が圧倒的に多いのに、この人たちに対する救援活動も遅れている。 もう誰が誰を差別している・・・とかお互いに罵り合っている場合じゃないことになぜ気づかないんだろう? そんなこと言ってる暇があったら、少しでも現状を変えることに力を注いで欲しい。 そして今、もうひとつ感じていること。 1ヶ月ほど前になくなったピーター ジェニングス氏(私の最も尊敬するニュースアンカー)の言葉は本当に的を得ているな・・・と。 ジェニングス氏は生前のインタビューでこう言っていた。 「すべての人にとって絶対的な真実はないということです。 だから私がコインを見る時には、いつも本能的にもう一方の側も見ようとします。」 全くその通りだ。 だから彼は、何事も公平な中立的な目線で見るように心がけ、だからこそこれだけの支持を得たのだろう。 もしまだ健在で、今回の事態を見ていたら、彼はどう報道していたんだろう? 彼の死が、いまだに惜しまれてならない。 被災民の人たちは既にアトランタエリアにも沢山輸送されているそうだ。 子供たちを学校で受け入れる準備も着々と進んでいる。 同じ南部の町として、助けてあげるのは当然だと思う。 カトリーナが来た時、ここも雨がかなり凄かったし、ジョージアだっていつ天災がやってくるかわからない。 私も自分に出来ることを(募金くらいしかないけど)、小さくてもいいからしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/09/06 02:18:56 AM
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