アメリカわんこ生活

2週間以上前にひいた随分強力な風邪以来、咳がぬけない。

持病の喘息のような症状で、毎日乾いた咳と痰が出て、声が枯れ、夜は眠れないし、咳のしすぎで吐き気がするほど。

胸は咳のしすぎで筋肉痛だし・・・。

でも、意地でここまで病院には行かずにいた。

だって、診察料＆薬代、自分の懐から出すことになるし、医療費結構高いんだもん。



オットＲの会社で団体で入っている医療保険は、結構いい。

私のひざの手術（1泊2日）やオットのヘルニア手術（日帰り）は診察から手術に至るまで、すペてで30ドルずつしかかからなかったし、妊娠～出産も始めての診察から定期健診、出産（1泊2日）に至るまで40ドルくらいしかかからなかった。

年2回の歯科検診とクリーニング、年1回の歯のレントゲンも100％カバーしてくれるし、年1回の眼科検診、度入りの眼鏡やコンタクトも、決められた金額までならカバーしてくれる。

だから我が家の場合、月々200ドル以上は払っているけれども、充分元を取っているかもしれない。



でも、やっぱりこちらの医療費は高いという印象はぬぐえない。

なぜかというと・・・。

CO-PAY（1回の診察料）はホームドクターとして登録してある病院だと一律20ドル、専門医だと30ドル。

私の場合はこの症状からして、喘息を診て貰ってる肺専門の病院に行くことになるから30ドル、そして薬で50ドルくらいは軽い。

咳で80ドル～！？

これが日本なら想像を絶する金額だ。



そんな訳で、私は病院に行くことを拒み続けた。

もったいない！　行かないよ！　絶対行かない！！

オットにどんなに言われても。

「これがわんこ達なら何百ドルかかっても治療するくせに！」と言われようとも。



で、おとつい火曜日、オットの親友ロバート宅でたらふくジャンバラヤを食べた後、息子を後部座席に乗せて車で帰宅した。

運転の途中、突然咳をしたくなった。

ゴホゴホッ、ゴホッ・・・・・・。

次の瞬間、とっさに口を押さえたが間に合わず、オエ～～～～～ッ。








はい、読んでいる皆さんの予想通り。

思いっきりダッシュボードとフロントガラスに嘔吐してしまった。



それでも止まらない咳。

車を止めてドアを開けて気の済むまでゴホゴホ、オエ～してしまった。



幸い自宅にはすぐ着いたので、早速車内を掃除。

その後、その話を聞いて爆笑するオットＲ、薄情者め～。



そして翌日・・・。

息子を連れて車で出かけた。

助手席には友人が乗っている。

そこでこの親不孝息子、いきなりこういう言いはじめた。









「ゴホゴホッ、Open the door オエ～～～～！」

「ゴホゴホッ、Open the door オエ～～～～！」

「ゴホゴホッ、Open the door オエ～～～～！」



こやつ、前の晩の一部始終を再現している！

キ～～～！！　しっかり見られてたってわけね。

油断も隙もあったもんじゃない。

こういうことはしっかり頭に残ってる！



早速決意を固め、今日病院に行ってきた。

呼吸器系の感染症。

診察料30ドル、お薬3種90ドル、しめて120ドルの出費。

ああ、病気ってやだ。