美味しい酒、美味しい肴でほろ酔い気分で、Amigo号に帰艦。ぐっすり良い夢を見ていた所、大きな揺れで目が醒めた。「何事だ」慌てて飛び起きハッチを開ける。外を見ると大きな波が岸壁に打ち寄せている。岸壁に上がり舫いロープの長さを調節する。暫く様子を見るが、このままでは船が傷む、3時半過ぎだ。合羽を着て船内に戻りメインスイッチを入れ航海灯を点けエンジンを始動した。とにかく岸壁から離すことが肝心だ。舫いを解き岸壁から船を離し飛び乗る。そうこうしていると漁から帰った漁船が漁協に寄り魚を卸す。こんな時間に着岸する場所の相談も間が悪いので港の中をうろうろする。風雨は強まり段々あせってきた。漁船溜まりに船を向けた。皆さん忙しくて話を聞いてくれない。途方に暮れていると一人の漁師がここに入れろと助け舟を出してくれた。6時頃やっと漁船の間に着岸した。
キャビンにもぐりこみ爆睡していると岸壁から呼ぶ声が聞こえる。Sさんだ、夕べ観光の為に 車を貸してくれる約束をしていたのだ。おまけに市の観光パンフレットも持ってきてくれた。Sさんは鹿児島市観光課に勤務しているのだ。ありがたくマーク2を借用して島内観光に出掛けた。
とても水がきれいな海水浴場、我が家の近くにこんな浜が欲しいものだ。
今日一日は、観光で島の歴史文化、景勝地を楽しんだ。Sさん本当にありがとう。