朝、強風波浪注意報の出ている中出航した。午後には回復するという気象情報を信じて。今朝出航するという事を伝えて居たので、Sさん夫婦が見送りに来てくれた。ありがたいことだ。土産まで貰った、地元焼酎と海ぶどう、涙が出そうだ。ただの旅人にこんなに親切にしてもらって。帰ってからお礼しよう。 エンジンを始動、舫いを解き岸壁から船を離す、メインセールを揚げる、岸壁では夫妻が見守っている、手を振って港外へ船首を向ける。本当にありがとう。振り返るとまだ手を振ってくれている。また来るね。 島影をぬけると強烈な風や波がAmigo号に襲いかかる。頭から潮水をかぶる。合羽の首の辺りから潮水がしみこんで来る。デッキの上を潮水が洗うが縮帆しているので問題ない。いける。午後になり少し風が収まってきた。大江港の岬が見えて来た。
コテンパンに疲れて入港後、漁協正面の筏に着岸後に漁協窓口に着岸場所の相談に行った。するとアンカーを打って奥の岸壁に槍付けで着岸するように指示された。えーアンカーなど打ちたくないよ。とりあえず離岸して辺りを見回すと港内でアンカーを打ちそのまま一晩過ごしそうな漁船が有った。話を聞くとアンカーの効きは良いとのこと。風も無いし良いか。アンカー1個放り込んでそのまま一晩過ごす事にした。ただ、出航する漁船の航路は邪魔しない様にした。
今日は早く寝るぞ、明日は長崎だ。甑島で貰ったキビナゴの干物と得意の野菜炒め、更にカレーライスだ。腹一杯食って早めにベッドにもぐりこんで爆睡した。