鋼の錬金術師第59話「失われた光」
「人体錬成はしない」と言うロイ。 ザンパノやジェルソ、メイたちが現れ、形勢逆転した。 リザの元へ駆け寄るロイ。 賢者の石の瓶を追うメイだが、リザの出血を錬丹術で 止めてくれた。 ブラッドレイが姿を現した。 目の前でリザが倒れた段階でロイは人体練成をすると 思っていたのに、以前のロイならそうしただろうに、 今のロイには止めてくれる者がいる。 人は成長していく。変われる人間。 「まったく人間というやつは思い通りにならなくて腹が立つ。」 とブラッドレイは言った。 金歯の医者を捕まえていたジェルソがやられてしまう。 現れたのはプライドだった。 ブラッドレイはロイの手を錬成陣の中央に突き刺した。 「マスタング大佐、君が5人目。最後の一人だ。」 時間がないと、強制的に扉を開けさせられるロイ。 金歯の医者はとても人間とは思えない物体になりはて、 ロイは消えた。 そして、お父様の前に連れて来られた。 ロイは外見は五体満足だったが、視力を持っていかれた。 真理の扉を開けた者の代償はその者に一番関連したもの。 人間がおごらないために与えられる試練。 それが真理だ。 アルは自分の身体と対面していた。 だが、そんな体で戦えるわけないと仲間のために 自分の体を置いて戻ってきた。 「5人揃った」とお父様はにやりと笑みを浮かべるのだった。