キャプテン翼「僕のお嫁さん」第5話
BLの苦手な方は読まないでください。18禁です。あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。何卒お許しくださいませ。 僕は走って、トイレに逃げ込んだ。2人を見ていたら僕の身体が熱くなったせいもあるけど、部屋に戻る時、他の人に会う確率が高くなるから、とりあえず1人になりたかったのもある。でも、僕はトイレに駆け込んだ瞬間、失敗したと思った。トイレに反町さんがいたのだった。「よお。タケシ。どうした?腹でも痛いのか?」反町さんは僕の下半身をジロジロ見て、薄ら笑いを浮かべた。「ひょっとして、また覗いてたのか?あの2人また外でやってたのか?東邦なら見慣れた光景だけど、ジュニアユースのみんなが見たら、びっくりするぞ。日向さんがいくら好きものだからって、部屋でやりゃいいものを、わざわざ刺激を求めて、外でやるんだからな。しかも、ところ構わずだ。」反町さんは僕が困った顔をしているのが面白いのか、更に続けた。「タケシ。今、欲情してるだろ?俺が抜くの手伝ってやろうか?」「えっ?いや、結構です!」僕はそう言うと、反町さんを突き飛ばして、慌ててトイレの個室に逃げ込んだ。「なんだよ。親切で言ってるのに。おまえが日向さんのこと好きなのは分かってるんだぞ。いつも日向さんの逞しい腕に抱かれたいとか思ってるんだろう?でも、あいにく日向さんは受けだ。おまえを抱くことは一生ないぞ。なあ、タケシ。俺に乗り換えないか?俺のビッグマグナムが欲しくなったら、いつでも言えよ。相手してやる。」反町さんはそう言うと、笑いながら去って行った。僕は泣きそうになりながら、トイレに篭っていた。僕は日向さんに抱かれたいんじゃない。日向さんを抱きたいんだ。僕は男だから、日向さんをお嫁さんにするんだ。反町さんは勘違いしている。でも、本当は…あんな日向さんなんか見たくない。小学生の頃のように純真無垢で穢れのない日向さんが好きだ。僕が知らない2年間で、日向さんはすっかり変わってしまった。小学生の時は色恋に疎くて、女にも男にも全く興味なかったのに…どうして!僕はしばらくトイレで泣いていた。 (続く)