89時間目 文字の大きさ、級数、ポイント、号などのサイズ
| ワードなどワープロアプリでは、文字サイズを1ポイント単位だじゃじゃなく、0.1ポイント単位で設定することができます。
商業印刷のDTPソフトでは0.001単位など細かく設置することができて、さらに、級数や号の単位で文字のサイズを指定することができるものがあります。
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ワードのレッスン
文字のサイズについて
文字のサイズについて、DTPソフトの場合は、ポイントだけじゃなくて、級数や歯数っていう単位も使われています
1級(1Q)=1歯(1H)=0.25ミリという単位になります。日本ではメートル法がつかわれているので、ミリで設定できると
とっても便利ですよね。
パソコンでは、ポイントっていう単位が使われています。1ポイント=約0.35ミリで、これはインチが基本になっています。
1インチ=約25ミリで、1インチ÷72ポイント=1ポイント=約0.35ミリ(割り算すると0.347222・・)ってなりますが
1インチがアメリカとイギリスなどで変わることがあって、1ポイントのサイズはあいまいです。クォークエクスプレスなど
DTPソフトでは、そんな誤差も設定できますが、ワードではそこまで必要ないですよね。
あと、画像のDPIっていうのも、1インチの幅の中に何ピクセルあるかで、72DPIとか360DPIなんていうのがあります。
ワードなどで、書類をつくっていると、10ポイント以下の文字のサイズでは
たいてい、1ポイント単位で設定して作ることが多いですよね
そんなわけで、文字サイズの小さな書類をつくると、文字サイズ大きさの変化が
大きすぎるってあるようですね。
級数でせっていすると、0.25ミリ単位になるので、細かなサイズを自然と使うようになります。
むつかしいことは、別にして、10ポイント以下の書類は5.5ポイントなどの設定もしてみましょう。
1ポイント単位で設定した場合
0.5ポイント単位で設定した場合
文字の太さ(ウエイト)の関係
MSフォントなど、ひとつのフォントをつかっていろいろなサイズを使った場合
文字サイズが大きくなると、文字が細く見えて、文字間隔は広く見えて、行間隔は狭く見えます。
文字サイズを級数で指定した場合
級数 | ポイント | 号 | ミリ |
1 | 0.25 |
1 | 0.3514 |
4 | 1 |
7 | 5 | 8 |
8 | 5.5 | 7 | 2 |
9 | 6 | 2.25 |
10 | 7 | 2.5 |
11 | 7.5 | 6 | 2.75 |
12 | 8 | 3 |
13 | 9 | 3.25 |
14 | 10 | 3.5 |
15 | 10.5 | 5 | 3.75 |
16 | 11 | 4 |
18 | 12 | 4.5 |
20 | 14 | 4 | 5 |
24 | 16 | 3 | 6 |
28 | 20 | 7 |
32 | 22 | 2 | 8 |
38 | 26 | 1 | 9.665 |
44 | 31 | 11 |
50 | 34 | 12.5 |
56 | 38 | 14 |
62 | 42 | 初 | 15.5 |
70 | 50 | 17.5 |
80 | 57 | 20 |
90 | 64 | 22.5 |
100 | 71 | 25 |
アンチエイリアスのかかるメイリオのフォントで表示した場合
フォントを変えた場合 自然な感じで、太さが同じに見えます。
画面ではわかりにくいですが、印刷してみると自然な感じに見えるようです。
見本は、ダイナフォントの3,5,7,9を使っています。
1番、2番の大きな文字で、W9を使っているので、少し太すぎるように見えますね(#^.^#)
級数でいうと、
100級から32級までが、W7~W9
28級~15級がW5
14級以下が、W3
ポイントだと
70ポイント~22ポイントが、W7~W9
20ポイント~10.5ポイントがW5
10ポイント以下がW3
きちんとしたものでは、ありませんが、この目安で太さを変えると太さのバランスがよくなります。
たとえばワードなどで、72ポイントのサイズを選ぶとフォントによりますが、基本的に下の赤の一番大きな四角が
25ミリの四角(仮想ボディ)があって、このサイズが72ポイント(約25ミリの)の正方形になります。
漢字は四角の90%の大きさに収まるサイズになっています。赤のサイズだと、文字と文字がくっつきますよね。
漢字は
漢字の四角は22.5ミリ(漢字は64.8ポイント)
ひらがな、カタカナは
ひらがなは、80%の円の中にはいるのが基本的な大きさです。これより大きいと漢字より大きく見えるので
すこし小さくなっています。直径20ミリの円(57.6ポイント)の大きさ
英語は
大文字が12/16または、11/16の幅が基本になっています。
つまり68.75%~75%の幅くらいになっています。
高さは、ひらがなよりだいぶ低いサイズになります。
Aという文字の場合高さが57.6ポイント 幅が54ポイントくらいになります。
小文字の場合は、幅が50%くらいになります。
英語の場合は、フォントによってすごく変わりますし、幅の広いWやMもあれば、幅の狭い I や i もあります
それから、ベースラインが下におりている小文字の y q もありますよね。
そんなわけで基本的な目安っていうことになります。
大きな文字で文章を作る場合、漢字、ひらがな、カタカナ、英語、数字などで
大きさのバランスがみだれることがありますから、細かく設定して美しいレイアウトを作ってみましょう。
くわしくは、写植、レタリングやデザインなどの本をご覧ください。
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