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テーマ:今日は何色?(494)
カテゴリ:Amo's cafe
Amo's cafe 第二部LIVE編のスタートです。
講座も緊張しますが、 もしかしたら、 それ以上に緊張するのが 第二部 LIVE編です。 いつもLIVEの前に、 「今日はどんな感じ?」 という話をピアノの山崎さんとするのですが、 「ものすごく静かですヨ、、。 自分の呼吸や心臓の音が聞こえるぐらい、、」 ほんとに静かな空間でした。 講座中は もちろん、笑い声や 和気藹々と話している声があるのですが、 なんというか 本当に静かな時間が流れている、、 そんな感じでした。 それがイヤということは全くなくって なので、私自身も 「盛り上げなきゃ」みたいなのはなく 終わった後に 皆さんに聞いたら 本当に聞き入ってしまっていて LIVEでも、自分の世界に入っていたと おっしゃっていました。 そんなLIVE、 今回のセットリストは 魔法のコトバ On Green dolphin street 青春の輝き ~ I Need to be In Love Honesty 心のゆくえ ハナミズキ 希望の轍 いつか離れる日が来ても WHY? あなたに還る日 今回のピアノは「プレイエル」。 山崎さんもプレイエルを演奏されるのは 初めてとのこと。 ショパンが愛したといわれる、 その音色は どこまでもやさしく美しく繊細な響きをもっていました。 「魔法のコトバ」でスタートした講座。 LIVE1曲目は、スピッツの「魔法のコトバ」。 セットリストをご覧いただいても おわかりのように 毎回ですが タイトルに、その色が入っているというのは あまりないです。 今回も1曲のみ。 「On Green dolphin street」 最近のAmo's cafeでは、 山崎さんにもいろいろ お話していただいているんですが、 「テキトーにこのあたりでフリますね」 という感じで ざっくりとしか決めていません。 私は、相当細かいところまで 詰めてやるほうですが、 なんというか 仕込みすぎてしらけるぐらいなら その場の流れでやったほうが いいものもある、と思っているので、 LIVE中の山崎さんとのやりとりは まさにそんな感じで Amo's cafe当日まで いろいろやりとりをしているわりには 当日初めて聴くなんてこともあったりして 結構それがいい感じだったりもします。 で、 「へぇ~」というのがこの曲にまつわるエピソード。 あるコンテストでこの曲を演奏し、 いくつもの賞を受賞し、 それがデビューへのキッカケになったとか。 水戸では、このエピソードに 歓声と拍手が起こりました。 「On Green dolphin street」に続き カーペンターズの「青春の輝き ~ I Need to be In Love」。 前回、 「イエロー&ゴールド」で 井上陽水さんの「少年時代」を入れたので 少年が成長したイメージで 「青春の輝き」を入れました。 そして、 グリーンをイメージした2曲。 ビリージョエルの「Honesty」と 来生さんがハイファイセットに書いた「心のゆくえ」。 オリーブグリーンをイメージした 一青窈さんの「ハナミズキ」と サザンオールスターズの「希望の轍」。 9.11のあとに出来たボトルに ディープオリーブグリーン/ディープマゼンタが あります。 大天使サミュエル。 人間が犯した愚かさ。 混沌としたなかにも、希望を見出す オリーブグリーン。 何か9.11に関わる曲をと思い、 選んだのが「ハナミズキ」。 ハナミズキは、アメリカでは幸せの象徴の花。 その花言葉は…「私の想いを受けてください 」 いよいよライブも後半。 Amo's cafeには欠かせない ケンケンの曲。 今回選んだのは (かなり迷った) 新曲「いつか離れる日が来ても」 最初、これを選んだときは 実はあんまり深い意味がなかったのだけれど (ほんとは違う曲にしようと思っていたので) 今回の、ケンケンの「FAKIN’POP」ツアーで アンコールに歌っていたのがこの曲。 ツアーファイナルの沖縄で 「このツアーが終わったら (歌手を)やめようと思っていた。 自分が何のために歌っているのかわからなくなり、、。」 でも、やっぱり歌が好きで、、 これからも歌っていきたいと思います」 と声を震わせながら話し、 そして、涙、涙、、 グリーンの照明のなか 号泣して全く歌えなくなるシーン。 泣きながら演奏するバンドメンバー。 そんなアンコールシーンが 蘇る1曲で 軽いキモチで決めた1曲が 実にずしりと重く響く1曲となりました。 「いつか離れる日が来ても」に続いて 山崎さんのオリジナル「Why」 Amo's cafe グリーン 最後を飾るのは 来生さんの「あなたに還る日」。 ここで歌われている「あなた」は 2人称の「あなた」ですが、 私は「あなた=自分」に還る日と捉え 今日のこの日が、 自分に還る日、 そんな日になればという思いで選びました。 そして、最後に ドイツの精神医学者フレデリック・S・パールズの詩 「ゲシュタルトの祈り」を 紹介しました。 とてもちゃんと伝えられそうになかったので 山崎さんに読んでいただきました。 これが実に実によかったですね、、、 私は私の人生を生き、 あなたはあなたの人生を生きる。 私はあなたの期待に応えて行動するために、 この世に在るのではないし そしてあなたも、私の期待に応えて行動するために、 この世に在るのではないでしょう。 もしも縁があって、私たちが出会えるなら、 それは素晴らしいことでしょう。 出会えなければ、それもまた仕方のないことなのでしょう。 Amo's cafeグリーンに向かって 動き始めてから 何百回と聴いたこの曲が、 Amo's cafeの中止を決めた翌日に、 LIVEで聴いたこの曲が、 Amo's cafeグリーン VOL5をしめくくる 最後の1曲となりました。 いつもより順調に走り始めたAmo's cafeグリーンが、 いったいどこに向かって走っているのか わからなくなるぐらい混乱し、迷い、惑い、 進むべき道を見失った今回。 あまりのしんどさに 「やめたらラクだろうな」と毎回思いながら ほんとに、やめてしまった今回。 やめることがやることよりも こんなにも辛いものかと思いました。 しかし、 その辛さは「ツラサの始まり」みたいなもので それから1ヶ月のあいだに起こった出来事は 自分のキャパを越えるものでした。 「それでもやるのか」 そんな問いかけを 何度も何度も何度も繰り返し いっそのこと 全部中止にしたほうが どんなにかラクだろうと思いました。 「出会えることに価値があり、出会えないことは価値がない」 というフィルターを通して見るとき、 思い通りにならないこと、 自分が描いたとおりにすすまないことは 価値のないことになり、 それが多くのストレスを生むことになるのでしょう。 「自然」というのは、 自分の思い通りにならない最たるものではないかと思います。 どんなに愛情をかけて育てても どんなに計画的に育てても どんなに手を尽くしても 台風や地震で、 一瞬にしてダメになってしまうものもある。 人工的なもの、 便利なモノ、 欲しいものはすぐに手に入る、 それが当たり前である、 思い通りになるものに囲まれて生活する 現代人には、 こんな「自然の脅威」を受け入れることが 困難なのかもしれません。 自然の分身である自分。 グリーンには「自然を考える」という意味があります。 そんな「自然を考える」 「自分を考える」 「自然の中で自分を考える」という グリーンのテーマを、 そして、この苦みをスイーツなものに変えていく、 オリーブグリーンの意味を、 それを「本当に」理解するために 必要だったことなのだと、、 今、 ようやく 1ヶ月以上経って理解しつつあります。 「出会えない事、それもまたよし」という言葉には、 すべてをあるがままに受け止める ゲシュタルトの精神が集約されています。 「出会えない事に出会っている」 第二部終了後、 お約束の全員での記念撮影。 このお写真は、 1年後、短冊と一緒に皆様のところへ お届けしますね。 そして、 参加してくださった皆さんご協力のもと ものすんごい勢いで片づけをし ディナー会場へと移動します。 皆さんお手伝いいただき ありがとうございました!! 次はいよいよ【ディナー編】です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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