1 posted by (C)ヨセフィーヌ
英国美術の殿堂、テート美術館の主要作品、
「ラファエル前派」を紹介する展覧会。
19世紀の英国絵画史上、重要な位置を占める
「ラファエル前派」は、
ヴィクトリア女王が統治した
「黄金時代」に興った
アヴァンギャルド(革新的芸術運動)。
英国美術が形式主義に陥っていると危惧した
若い作家たちが、1848年にロンドンで
「ラファエル前派兄弟団」を
結成したのが始まりで、
当初は7人の小さなグループだった。
名前にはルネサンス期の巨匠、
ラファエロを頂点に据える保守的な画壇と
美術教育への反抗が込められています。
自分たちはラファエロより前の時代を見直し、
自然を注意深く観察し、丁寧に描くといった、
創作に対する誠実な姿勢を
採り入れたいと考えた。
初期に発表した作品は、
宗教的題材の形式的な描写よりも
リアルさを優先した表現が物議をかもし、
酷評を招きましたが、
圧倒的影響力を持つ美術批評家の
ジョン・ラスキン(1819-1900)の
支持を得たことをきっかけに、
活動の場を広げていきます。
「兄弟団」は、実際は
グループとしての活動時期は
数年と短いものでした。
「自然に忠実に描く」などの発足時に
掲げたいくつかの方針を共有しながらも、
主要メンバーだった
ジョン・エヴァレット・ミレイ
(1829-96)、
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
(1828-82)、
ウィリアム・ホルマン・ハント
(1827-1910)らの画家を筆頭に、
むしろ個々に異なる表現方法や
絵画のスタイルを豊かに開拓していった。
さらに、ロセッティを慕い活動を始めた
ウィリアム・モリス(1834-96)は
家具デザインなどで活躍し、
エドワード・バーン=ジョーンズ
(1833-98)は、
自然主義とは異なる装飾的な絵画を描き、
「ラファエル前派」に端を発した変革の広がりに加担しました。
ミレイの「オフィーリア」大好きで
絶対みに行きたいと思ってたので
やっとみれたミレイ、きれいだった。
ロセッティの「プロセルピナ」
「ベアタ・ベアトリクス」が
やはり、印象に残った。
公式サイト
鑑賞してから、しる が始まる。