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2014.04.01
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カテゴリ:歌舞伎

ほんとに早い、今日から4月。
桜の開花も重なって、
ページをめくったように
いっきにきてしまった春に
ついていけずにおりまする。

3月27日木曜日、
市川猿之助が再スタートさせた
スーパー歌舞伎を観に行きました。
ここまで、この前のブログに書きました。

同日、歌舞伎座では
「俳優祭」が開催されてました。
(入場料桟敷席3万円、
一階二階席2万5千円3階席8千円)
高いです、それもそのはず、
歌舞伎役者勢ぞろい、
オールスターのお祭騒ぎ。

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3 posted by (C)ヨセフィーヌ

諦めはしたものの、やはり気になり
写真だけ撮って帰るつもりが
まさかまさかで、当日券が買え、
想定外の事態となりました。

当日席とは普段は幕間見の4階席。
入口も別。正面入り口からではなく、
左の小さな入口から入り、専用の
エレベーターで一気に上がります。

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2 posted by (C)ヨセフィーヌ

俳優祭とは 日本俳優協会が
こんな目的のために行っている
年に一度の文化祭のようなもの、
歌舞伎の世界に
よちよち迷い込み始めた
私は、もちろん、初めて。
興味津々ではありましたが
まだ、早いかな・・・
気おくれもありました。

さて、俳優祭、演目 ひとつめは
六歌仙容彩 歌舞伎舞踊。
紀貫之が古今集の序文で選んだ
僧正遍照、文屋康秀、在原業平、
喜撰法師、大伴黒主、小野小町ら
平安期の名歌人、六歌仙を、
4代目中村歌右衛門が
幕末の江戸劇団において
改作したもの、
(1831年中村座初演)
絶世の美女、小野小町を
口説き落とそうとする5人の男歌人が
五段返しで、次々に登場します。

僧正遍照:尾上松緑、

文屋康秀:中村勘九郎

在原業平:尾上菊之助
小野小町:中村七之助

喜撰法師:市川染五郎
お梶:中村時蔵

☆黒主:市川海老蔵
☆小野小町:坂東玉三郎

お星さまつけたこのふたりが
特にみたかったのですが、
勘九郎さんの踊りは見事でしたし、
菊之助、七之助の美しかったこと。
染五郎の所化姿も一興。

ふたつめ 素踊 楠公、
珍しい、素顔、紋付袴姿で
橋之助、錦之助、孝太郎、
松江、男女蔵、亀寿、梅枝、
歌昇、巳之助、壱太郎、新悟
尾上右近、隼人、児太郎、など
総勢31名、女方の役者さんなど
特に凛々しく、新鮮、感動しました。

吉右衛門、菊五郎、藤十郎の
挨拶のあと、
模擬店 スタート。

模擬店の説明とご案内を
してくれたのは、なんと
昨夏以降病気療養され
この4月歌舞伎座復帰される
坂東三津五郎さん!
新しい歌舞伎座で、俳優祭が
開催されるのは今回初めて。
大混乱が予想されるので、
どうぞ、慌てず、
舞台では役者さんのかくし芸、
演芸会もしますので、そちらも
どうぞ、お楽しみください、
くれぐれも事故のないよう
ごゆるりとお楽しみください。
の支持に従い、私は、
そのまま、トップバッターの
左團次さんのありえない
「芸」を拝見して、
俳優祭 ってなんでもあり?
と、目がテン、に。

左團次さんには、
最後の演目でも、
相当に、驚かされました。
江戸の芝居小屋は
庶民の娯楽、きどることなく、
そんな思いを受け取りました。

そうはいっても、
模擬店へも行って観たし。
どうしても
ひとめ会いたいあのお方・・・

模擬店って、
どこになにがあるんでしょ?
そこで、必要になってくるのが、
この、パンフレット、

4階席から、会場に行く場合は
来た時のようにエレベーターに乗って
いったん外に出、正面入り口で
チケットをみせて入場します、

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2 posted by (C)ヨセフィーヌ

模擬店は、こんな感じで、
歌舞伎役者さんたちが、
お店に立ちます。

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3 posted by (C)ヨセフィーヌ

お目当ての海老蔵さんは、探すまでもなく
入ってすぐのロビーのTシャツ売り場に。
でも、お買い物は金券で。時すでに遅し、
初心者の手際の悪さ・・・
金券売り場すら見当たらない。
二階にまだあるそうですよ、と
親切なアドバイスに上がってみると
三階ならあるかもしれません・・と。
もうないわね、と諦めて
二階の画廊を拝見し、下をみれば
海老蔵さん、あ、現金で買えてる!
えっさかほっさか、下に行き、
新次さんに聞いたらOKとのことで、
(海老蔵さんの一門なので
舞台でもよくお見かけし、私の好きな
所作立てのハナテンのひとり)
海老蔵さんに、「1枚くださいな。」
(隣にいらしたんだけど、ひた走った気分)
そして、勇気をだして、握手してもらい
いそいそ、4階に戻りました。
一回りすればよかったな、
でも、松也、海老蔵と一緒の右近、
福太郎君とは、お話できたし、
浴衣姿の役者さんが、とにかく
ふつーにあちこちにいて、
買ってらっしゃい、みてらっしゃい
状態なわけで、
これは、歌舞伎通には
たまりませんわな。

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4 posted by (C)ヨセフィーヌ

それにしても、
スーパー歌舞伎を予約した日と
俳優祭が同日だったのは、偶然。
まさかまさかの、当日券が買えたのは
まさに奇跡、というしかなく。

演舞場も俳優祭の第二会場に
なってるのも想定外、
猿之助、右近、笑也 
寿猿 猿弥 中車(香川照之)と
握手できただけでも
たいそうな幸運でしたのに、
歌舞伎座では、海老蔵と
握手でき、

胸が破裂しそうなほど感激した、
春の一日でございました。

そうそう、模擬店のあと、
鈴ヶ森錦繍雲駕
(すずがもりにしきのくもかご)

松本幸四郎の玄孫、
市川染五郎の長男金太郎と
松緑の長男藤間大河が
白井権八、幡随院長兵衛を
それぞれ演じ、
幸四郎はじめ、菊五郎、吉右衛門
すべての幹部俳優が雲助、飛脚、
駕籠かきとなって、からむという
とんでもなくありえない
俳優祭バージョンでした。

でも、そんななかでも
松緑の長男藤間大河君の
幡隨院長兵衛、大人顔負け、
せりふ聞くたびに感嘆詞、
すごかったです。天才ですね。
遺伝子、世襲、生まれた時からの環境
努力の仕方も身に付くのでしょうか・・・

模擬店で海老蔵と握手したら
帰ろうと思ってたんですが
案内嬢が、鈴ヶ森、
みないともったいないですよ、と
強くすすめてくれたこともあり、
心動き、・・・残ってよかったです、
そうそう、くまもんもでたんですよ。
生くまもん、初めてみました。

4階当日席は、4500円。
この日は特別幕見ではなく、
これで夜の部全部みれました。
4時半から9時近くまででしたかしら。

頭の中、感動が充満し
いまだ、夢がさめません。
たまにはいいことあるもんだ。
にんまり、

でも、また運を使い果たした気もします。
我慢辛坊、覚悟覚悟。

そして、ちょっと小耳にはさんだ噂では
5月にこの俳優祭、NHKEテレで、
放映されるとか。
左團次さんの、あの姿は
放送に耐えられるのかしら?
期待と危惧が入り混じります。

はやくみたいな。






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最終更新日  2014.04.01 23:45:18
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