15日、火曜日久しぶりに
歌舞伎座に行ってきました。
久しぶりの歌舞伎座だと思ったのですが、
新橋演舞場から歌舞伎座「俳優祭」への
歌舞伎梯子記念日は 3月27日でした。
というわけで、半月ぶりの歌舞伎座で
今回観たのは、昼の部
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みっつめの、壽靭猿(ことぶきうつぼさる)が
一番のお目当てでした、昨年8月に
三津五郎さんの髪結い新三で「梅雨小袖昔八丈」を
歌舞伎座で観ました。それというのも、
髪結新三は勘三郎さんの当たり役でしたので
盟友三津五郎さんが演じるそれをせめてみたいと
馳せ参じました。演じ終えると同時に
すい臓がんの治療のため、休養に入られ、
この日が歌舞伎座初お目見え!
奴を演じたのはご子息の巳之助さん、
女大名、又五郎さん、
そして 子猿が日替わりで、、、
私が見たの日は、安藤然君、
歌舞伎のおうちのお子ではないそうですが、
そのなりきりようといい、めりはりといい、
三回きった見栄もかわ、見事でした。
もちろん、三津五郎さんのしなやかで
かろやかで、品のある、踊りで
この演目にたんとある、喜怒哀楽が
思う存分楽しめました。
ひとつめの「壽春鳳凰祭」は歌舞伎舞踊。
時蔵、梅枝、萬太郎親子、中村錦之助、隼人親子
我當、新之助親子に、扇雀、橋之助、新悟ちゃん
雅な平安京にうっとり。きれいを堪能しました。
歌、舞、技、継承され、磨き抜かれた芸に
ときめく心、心満たされ元気充電。
そうそう、人間国宝坂田藤十郎さん御年82歳が
60年間演じてこられた曽根崎心中を今回で
一世一代演じ納めにするとのことでしたので、
「いま」観れる歌舞伎の歴史的はみとくべし。
藤十郎さんは、ほんとに舞台多いので
昨年からでも、何度も拝見しましたが、
かわいらしいい、お年を感じません。
今回も、息子翫雀さん演じるところの
徳兵衛の手を取り、曾根崎の森へと
花道を走り去る場面があるのですが、
その、速いこと!花道細いです、
あそこをあのスピードで
駆け抜けるとは。
藤十郎は團十郎と対をなす名跡で
團十郎が荒事なら、藤十郎は所作事。
團十郎家はずっと続いておりますが、
藤十郎家は、ながらく途絶えていたので
代でいうと、四代目になられます。
奥様は扇千景さん、ご長男が翫雀さん、
次男扇雀さんのご子息壱太郎(かずたろう)さん、
花形歌舞伎役者の中でも目を惹きます。
つぎのお初は壱太郎さん?見届けねば。
歌舞伎は、そんな楽しみもありますし、
わたしこのみの配役ならこうする!などと
妄想する楽しみが巧みにできるように
精進したいと存じます。てへ。
来月は、いよいよ團菊祭
十二世團十郎一年祭、
海老蔵が歌舞伎座に帰ってきて
勧進帳と極付番隨長兵衛を
相努めますでござりまする。
チケットもネットで取れるおかげで
歌舞伎座が近くなりました。
ありがたや。