全て
| カテゴリ未分類
| 野球
| 仕事&資格
| トリニダード
| 日舞・歌舞伎等 日本の古典
カテゴリ:日舞・歌舞伎等 日本の古典
昨晩帰省し、さっそく今日は、ダー様のお父さん、お母さん、ダー様、私の4名で、旧・城端町 現・南砺市にあります、
昨年出来たばかりのホール【じょうはな座】↓へ、「上方落語と文楽」を観に行きました☆ 以前から、じょうはな座では日本の古典芸能が数多く催されていると聞いていたので、行って見たかったのです。 会場自体は小さいものの、座席は前後の席が被らないよう、互い違いに設置されており、また前後の席の間隔が広いのでとてもゆったりと観劇できます。 いつもは、歌舞伎座の超~~エコノミークラスの席で、前に座った方の頭と格闘し、足を組みかえる度に前の席を蹴飛ばさないように細心の注意を払い・・・ と、いった「ゆったり」とは程遠い観劇をしているので、じょうはな座のお客様に優しい座席システムに感激しました。 本当、富山にはすばらしい施設がたくさんあると思います。そして、公演もかなりすばらしいものがたくさん催されています。 今回のこの「上方落語と文楽」も、4名の落語家さんの落語を聞いた後、「文楽への誘い」とばかりの、人形遣いの方のトークショーがあり、 その後は、実際に一幕のみではありますが、「文楽」を拝見できるのです。 なんと、これで、お値段2500円!!びっくり仰天価格です!!東京だと6000円~7000円はくだらないと思います。 しかし、せっかくのこんなすばらしい公演なのに、お客さんの入りがいまいちでした。もったいない・・・。 ぜひ、富山在住の方は、じょうはな座で行われる、日本伝統芸能の催しに参加してください。 本当、こんなのを富山に居て、この破格値でみられるなんて贅沢なことなのです。 落語は、初めて生で聴きました。夜中の落語番組や、飛行機の機内では聴くのですが、こうやって目の前で落語家さんがお話になるのは初めてでした。 いやいや、抱腹絶倒!落語というのは想像力、イマジネーションを働かせて聴かなければならないので、他の事を考えてる暇もないですね。 落語家さんが2人にも3人にも見えてきたり、落語家さんの背後にあるなんでもない金屏風が、夜の街に見えてきたり、長屋に見えてきたり・・・。 最近は人間の感性を刺激するものが少ないのだと本当に感じました。昔はラジオドラマに耳を傾けて、いろいろなことを想像したのでしょう。 でも、現代では、テレビ。ちゃんと音に映像が乗っかってやってきますので、想像する必要が少ないですね。 せめて、本でも、と思いますが、こんなにアミューズメントが多い現代で、読書を楽しむ人も昔よりは少なくなっているのではないでしょうか。 落語を通して、想像力、五感を働かせる大切さを感じました。あと【笑う】ことの大切さも。 文楽も、テレビ以外に生で観るのは初めてでした。 会場が小さかったせいもあり、人形も良く見えました。 文楽の人形は、3人の人形遣いによって動かされます。一人は首(かしら)と右手。 もう一人は、左手。そのまた一人は、足、と言った具合です。 そして、人形遣いが魂を込めて動かすと、その命のないはずの人形が、人間にしか見えなくなるのですから、びっくり!! 途中からは、人形だということを忘れてしまいました。普通に歌舞伎を見ている感覚です。 日舞でもこの文楽の人形となって踊る、【人形振り】と言うものがあります。踊り手は人形。その後ろに人形遣いが付きます。 私も昔、「櫓のお七」という演目で人形振りをしましたが、人形と分かるようわざとカクカク、カタカタとした動きで踊るのです。 しかし今回、文楽を見てみて、日舞の人形振りなんかより、ぜんぜん文楽の人形は人間に近いことを発見。 ようするに本当に忠実に人形振りをするのであれば、人間が普通に踊って大丈夫だと思いました。 まぁ、それでは日舞の人形振りの面白さがなくなるのですけどね。。。 まぁ、それほど文楽=人形と侮るなかれです!ぜひ、機会があれば見て頂きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日舞・歌舞伎等 日本の古典] カテゴリの最新記事
|
|