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○高麗人参

健康によい名薬、高麗人参



中国の始皇帝が、不老長寿を願って食べたと伝えられるものの一つがジンセンです。ジンセン（高麗人参）は、朝鮮時代の王の中で最も長寿で83歳まで生きた英祖の健康の秘訣でもあり、韓流スターのチェ・ジウや野球スターのパク・チャノも、健康によい高麗人参を愛用する「高麗人参マニア」です。

東西古今を問わず、健康によい名薬とされるジンセンは、根の形が人に似ており、特に、韓国のジンセンは高麗人参（Panax ginseng）と呼ばれます。高麗人参の効能は世界的に定評がありますが、これは韓国の四季がはっきりしていること、高麗人参の栽培に適した気温と土質そして降雨量を備えており、高麗人参を育てるのに最適地であるためです。

ジンセンは、世界のあちこちで栽培されていますが、高麗人参とは品質や効能の面で著しい違いが見られます。高麗人参は、米国、中国、日本など他の国のジンセンと比べて、サポニンが非常に豊富に含まれているため、薬効が極めて優れているのです。

サポニンと高麗人参の効能



高麗人参には、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど様々な成分が含まれていますが、このうち、高麗人参の効能に最も重要なものがサポニンです。トラジ、ニンニク、玉ねぎなど、他の植物にも含まれているサポニンと区別するために、高麗人参のサポニンは「ジンセノサイド」といいます。

高麗人参のジンセノサイドは、免疫力を高め疲労を回復し、血液循環を促します。その他にも、高麗人参は抗癌効果やストレス解消、肝機能の改善、老化防止など、様々な効能のあることが知られています。

6年根の高麗人参を最高とする理由

高麗人参は、６年経ってようやく脳頭・主根・細根部分がバランスよく発育し終え、３年根から生じ始めたサポニンが、６年目になると最大値に達します。そして７年以上になると成長が鈍くなり、表皮が荒くなるなど品質が落ちます。

高麗人参の種類

高麗人参は、どのように加工するかによって、名前が異なってきます。
・水参 : 土から掘り出したままで干さないもの。生参ともいいます。
・白参 : 水参を洗ってきれいにし天日で干したもの。
・紅参 : 6年根の水参を厳選し、それを蒸してから干して赤くなったもの。


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