カテゴリ:L全羅道(チョルラド)
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[韓国旅行]甘いメロンの香りただよう「谷城汽車村伝統市場」~全羅南道谷城郡~ ソウルからKTXに乗り、谷城(ゴクソン)駅へ。そこから歩いて10分ほどのところに、文化観光型市場に今年選ばれた「汽車村伝統市場(キチャマウルチョントンシジャン)」があります。全羅(チョルラ)線の複線化工事で廃線になった旧全羅線(旧谷城駅からカジョンカニ駅の区間)を活用、また観光用蒸気機関車もあるため、市場の名前も「汽車村伝統市場」と名づけました。 2009年に、伝統市場現代化事業により移転・新築され、お客様の立場を考えた運営をしており、伝統市場の手本といわれています。また、ここは3のつく日と、8のつく日(3,8,13,18,23,28日)に市が開かれる5日市です。 汽車村伝統市場に入ると、通路がぐねぐねと迷路のようになっています。また、他の市場とは違い、市場の全体を一目で見渡すことができます。お客様が市場を訪れたとき、すべての商品を一目で把握し、必要なものがすぐに買えるように工夫したと言います。お客様を第一に考えている市場からは、暖かい人情が感じられましたよ^^ 市場に入ってまず最初に、美しい花々が迎えてくれました。普通、市場といえば野菜・果物・水産物などの食料品だけがあるイメージですが、最初に満開の花が並べられていたのは予想外でした。市場で、質のよい土壌で育った谷城の花を買うのもオススメです。 市場の中は新鮮なものがいっぱいで、あちらこちらで立ち止まってしまいました。特に、谷城の農産物は、味がすばらしく価格も安いので、他の地域から来たお客さんが主に買っていくそうです。美しい環境で育った農産物をぜひ見てみてください。 これが、谷城の名物「タバコサンチュ(タンベサンチュ)」です。見た目がタバコの葉っぱに似ているサンチュ(韓国でお肉などを包んで食べる野菜)なのでそう呼ばれるようになりました。タバコサンチュを売っていたおばさんが、「さくさくした歯ごたえを一度味わってしまったら他のサンチュは食べられなくなってしまうよ。ニコチンよりも強い中毒性があるからタバコサンチュというんだよ」と自慢します。谷城のタバコサンチュが有名になり、他の地域でも栽培してみたそうですが、谷城のようにはうまく育てられないそうで、汽車村伝統市場に来たら絶対に買わなければならないものです。 また、谷城の名物はまさにこのメロン!! 谷城のメロンは糖度が非常に高く、13度以上です。果肉が柔らかく、マスクメロン独特の香りがし、熟してから食べるとさらにおいしいです。 農産物が有名な汽車村伝統市場ですが、水産物も豊富です。特に、蟾津江(ソムジンガン)でとれるモクズガニとシジミは谷城の名物。きれいな蟾津江で育った新鮮なモクズガニとシジミを使った、さっぱりとしたスープを楽しめるモクズガニ汁や、シジミ汁を作ってみるのもオススメです。 農産物の横では、おじいさんが一生懸命ぽん菓子を作っていました。サイレンが1度鳴るごとに、ポン! ポン! という音が鳴って、懐かしい感じがしました。40年あまりぽん菓子だけを作ってきた80歳のおじいさんの作ったぽん菓子は、おじいさんの長年の経験とノウハウのおかげで、香ばしくておいしかったです。 汽車村伝統市場には、変わったことに鍛冶屋があります。炭火で鉄を溶かしてつくる、全国でも数少ない貴重な鍛冶屋です。直接叩いて作った農機具と台所用品は、工場で作られたもののように垢抜けては見えませんが、2代に渡って受け継がれてきた鍛治屋のプライドと韓国の伝統文化を直接みることができた特別な経験でした。 谷城汽車伝統市場の一番大きな特徴は、この陳列する台でしょう。おばさん市場というこの広い台は、この地域に住む70~80代のおばあさんたちだけに運営の権利が与えられた特別な場所です。歳を重ねられたおじいさん、おばあさんを配慮して市場を作ったというところが印象深かったです。場所ごとに番号がふられていて、また販売する商品によって区画も分けられていてので、お客さんが買い物をしやすいようになっています。 2012年、文化観光型市場に選ばれた谷城汽車村伝統市場。蟾津江の汽車村で観光を楽しみ、蟾津江の美しい眺めを満喫したら、お客様と商人への細かな配慮が行き届いている汽車村伝統市場に立ち寄って、市場ならではの暖かさを感じてみるのはいかがでしょうか。 ↑アナバコリアのウェブサイト(http://www.anabakorea.jp/index.php)!韓国の穴場情報満載! ↑アナバコリアのモバイルサイトもぜひチェックしてみてください! 韓国旅行 ブログランキングへ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.25 22:03:41
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