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2012.09.06
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韓国の平澤市新場1洞から2洞(ピョンテクシシンジャン1ドンから2ドン)にある「平澤中央市場(ピョンテクチュンアンシジャン)」は、約50年の歴史をもつ市場です。K-55という米軍基地の前に位置しています。米軍基地ができた後に作られた市場なので、50年余りというそれほど歴史の深い場所ではありませんが、他の市場にはない少し変わった見どころがたくさんあります。

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平澤中央市場は、米軍基地の目の前にある「新場(シンジャン)ショッピングモール」と「中央市場明洞(ミョンドン)通りショッピングモール」、そして中央市場明洞通りショッピングモールの路地にある「中央市場」の3つが合わさった市場です。他の地域の伝統的な市場とはまた異なった雰囲気を楽しむことができます。

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平澤中央市場の最大の特徴は、「韓国人が半分、外国人が半分」と言われるほどに多くの外国人の方が訪れるという点です。アメリカ軍兵士とその家族が、カフェのテラス席でのんびりとした時間を過ごしていたり、ショッピングを楽しんだりしていました。また、彼らが韓国料理のお店で、ビビンバやトッポッキを楽しむ姿も見られ、とても印象的でした。

フィリピンの女性が、フィリピン雑貨専門店で母国のものを購入している姿や、市場の中にあるホテルに宿泊している中国人の方が市場を散策している姿をよく見かけました。平澤中央市場は、外国人の方々が自分の国のものを楽しむこともでき、さらに韓国の文化なども見ることができる場所になっています。ちなみに「外貨を稼ぐ市場」という別名まであるんですよ。

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韓国の伝統的な市場といえば、自然と思い浮かぶ決まったイメージがあり、どの市場もほとんど同じ雰囲気です。しかし、平澤中央市場は今までに見てきた市場のイメージとはとても異なっています。“SUN BLANKET”、“LAS VAGAS”、“ROCA WARE”、“BOB KANG'S CUSTOM TAILOR”など、目に付く看板の半分ほどが英語です。

そして、売られているものもちょっと変わっていて、バイクに乗る人のためのライダー用革ジャンやコイン専門ショップ、そしてラージサイズ専門の衣料品店、油絵のギャラリー、多国籍レストランなどなど、外国人向けのお店が多く立ち並んでいました。

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平澤中央市場は、世界中の外国人をターゲットにしているので、多国籍レストランが軒を連ねています。パキスタン、インド、ペルー、フィリピン、ブラジル、トルコ、タイなど世界各国の食文化を市場で楽しむことができます。平澤の梨泰院(イテウォン)と呼ばれている理由がわかりました。(※ソウルの梨泰院には外国人が多く、多国籍レストランが多いため。)

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しかし、きれいな市場だけがあっても物足りない感じがちょっとするものです。でも、平澤中央市場の入り口には、このように線路が残されていて、少し懐かしさも感じることができました。

過去と現在、韓国と海外の文化が共存する「平澤中央市場」。ぜひ一度訪問してみてください。


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最終更新日  2012.09.06 15:47:48
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