カテゴリ:L忠清道(チュンチョンド)
韓国で塩辛は、ご飯のおかずや料理の材料として愛されている食べ物のひとつです。塩辛があるだけで、ご飯一杯はぺろりと食べられてしまいますし、また、キムチを漬けるときに塩辛をいれると、さらにコクのある味になります。そのため、キムチを漬ける時期である初冬になると、忠清南道(チュンチョンナムド)の論山(ノンサン)江景邑(カンギョンウプ)にある「塩辛通り」には、たくさんの人が訪れます。 かつて忠清南道の江景は、韓国の3大市場のうちの一つであるとまでいわれ、たくさんの舟を使って漁をし、海の幸が豊富な地域でした。そのため、韓国最大規模の塩辛の市場がこの場所に誕生したのです。「江景塩辛市場(カンギョンチョッカルシジャン)」では、昔ながらの伝統的な方法で漬けた様々な種類の塩辛を見ることができます。 江景塩辛市場にある多くのお店の中でも、第1号店が今も店を構えています。それは「シンジン商会(シンジンサンフェ)」というお店です。看板には、「since 1952」と書いてありました。昔ながらの伝統的な塩辛を購入したい場合は、市場の中でも川の流れている方に近い場所に位置しているお店にいってください。なぜなら、川の近くのほうから徐々に市場が発達したので、川に近いほど歴史あるお店なんです。 品質のいい塩辛がそろっていて、エラの塩辛・牡蠣の塩辛・アミの塩辛・イイダコの塩辛・貝の塩辛などがあります。さらに、明太子・切干大根・エゴマを漬けたものなども購入できます。塩辛の味がちょっと慣れないという方は、切干大根やエゴマを漬けたものなどをまずは召し上がってみてはいかがでしょうか? 魚介類が豊富な江景では、以前から新鮮な材料を使って塩辛を作ってきました。そのため、他の地域よりも品質の高い塩辛を味わうことができます。 それぞれの塩辛には、製品名・種類・製造者・製造年月日・賞味期限・原産地と成分・値段などがしっかりと書かれているので、消費者は安心して購入することができます。 ここは、大きな低温の冷蔵庫である「塩辛熟成室」です。歴史のあるお店ほど広い熟成室を備えています。ごく最近作られた塩辛や、何年も熟成されている塩辛もあります。衛生管理もしっかりとされていますよ! 江景塩辛市場には、様々なアミの塩辛があります。品質もそれぞれ異なるとのことで、親切なお店の方が、アミの塩辛を選ぶ方法を教えてくれました。品質がいいものほど、海老が肉厚だそうです。また、後味がすっきりしていて、塩辛い味を感じます。 熟成室では、最高級のものからお手軽な価格のものまで、ずらりと並べられていたのですが、やはり最高級のアミの塩辛であるほど、大きく、海老の肉がしっかりしていました。 江景塩辛の第1号店を後にし、今度はおばあさん、お父さん、そして孫の代と三代に渡り受け継がれている伝統の塩辛のお店を訪れました。「ハルミ塩辛店(ハルミチョッチプ)」です。 ここにも熟成室が備えられており、様々な塩辛が熟成されていました。 10月の中旬に江景では、「江景発酵塩辛祭り」が開かれます。訪れた時は、お祭りが終わったあとでしたが、開催期間中に掲げられた「願いのランタン」がずらりとかけられていました。 10分ほど歩くと、塩辛について詳しく学べる「江景塩辛展示館」もあります。忠清南道の論山駅と江景市外バスターミナルから近いので、公共の交通機関を利用しても簡単に訪れることができますよ。江景塩辛市場で、韓国の食文化に触れてみてくださいね^^ ↑アナバコリアのウェブサイト(http://www.anabakorea.jp/index.php)!韓国の穴場情報満載! ↑アナバコリアのモバイルサイトもぜひチェックしてみてください! にほんブログ村 韓国旅行 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.11.12 11:47:33
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