カテゴリ:L京畿道(キョンギド)
韓国の京畿道(キョンギド)という地域の南に位置する「水原八達門市場(スウォンパルタルムンシジャン)」は、朝鮮時代に正祖(チョンジョ)大王が作ったところです。正祖は、華城(ファソン)を作った後、水原が新しい都として栄えるためには、市場が必要だと考えました。そこで水原の市を開き、全国の商人が集まって安心して商売ができるようにしました。それが、現在の水原の八達門の近くに、市が開かれるようになったいきさつです。
■リトル東大門 反物、衣料がお手ごろ価格の「南門ファッション1番街」 八達門市場の代表的な商品は、衣料品です。リトル東大門(韓国ソウルの東大門は服を販売する店が多いため。)と呼ばれるほど、衣料品店と反物店が並んでいます。服に関する専門的知識を持った方が多く、市場では質の良い服が安く販売されています。品質が良いもの安心して買えるので、訪れるお客さんが多いのです。 市場の中にないファッションはない! 市場で売っている服だからと馬鹿にしてはいけませんよ! 八達門市場の「南門ファッション一番街」には、有名ブランドのお店も多くあります。ある店長さんは、「市場はお客様の要望に合わせて、変化していかなければならないものだ」とおっしゃっていました。トレンドの変化を敏感にキャッチする力と根気が、今日の市場の活気につながっているのだと思います。 他にも、飲み物を売っているお店や、韓国の屋台料理であるトッポッキやスンデ、パンなどもあるので、お買い物の途中に楽しむことができます。 また、水原華城の観光コースにもつながっているので、伝統的な市場に触れられる場所として、海外からのお客さんも増えています。 ■現代と伝統の共存 水原は、市場の近くを流れる水原川(スウォンチョン)復元事業が行われており、正祖時代の雰囲気を再現しようとしています。水原川の9つの橋が復元、新設されるため、観光地となります。そうすれば、市場を訪れるお客さんも増えるので、市場にとっては大事な事業です。 伝統を活かしながら、市場も活性化させようという人々の努力が、今日の市場の活気につながっています。 水原の復元事業によって、正祖時代の歴史に再びスポットがあたり、ここが観光名所としてさらに活性化してほしいと市場のみなさんは願っています。 <市場を作った王「正祖」の「不酔無帰」のストーリー> 不酔無帰(プルチュイムグィ)というのは、「酔わなければ帰れない」という意味です。王自らが治めるこの土地の民全員が豊かな生活を送りながら、充分にお酒に酔えるようなそんな素敵な世界を作ろうという思いが込められています。しかし、実際にはまだそのような社会を作れていないことに対する国王としての自責の念、民に対する申し訳という思いも込められているのです。 ■なんでも聞いてください! 八達門市場のことはお任せ!「八達門市場顧客支援センター」 復元に忙しい工事現場の目の前には一本の道があるのですが、その入り口付近に「八達門市場顧客センター」があります。最低でも3ヶ国語を話すお年寄りがいらっしゃるので、外国人との意思疎通も問題なしです。華城観光と市場について分からないことがあったら、ぜひ訪れてみてください。 ↑アナバコリアのウェブサイト(http://www.anabakorea.jp/index.php)!韓国の穴場情報満載! ↑アナバコリアのモバイルサイトもぜひチェックしてみてください! にほんブログ村 韓国旅行 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.11.30 19:35:42
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