朝、起きるのがつらい。めまいがしたりふわふわする。低血圧のためにつらい思いをされている方も多いですよね?実は私も最近では大丈夫ですが、20代の前半までは上が100を超えたことがなく、毎日朝がつらかったです。
■低血圧とは?
高血圧とは違い、低血圧とはどの程度以下の血圧のことを言うのか正確に規定することはできませんが、一般的に血圧が100/60mmHg以下の場合を低血圧と言います。また、起立性低血圧とは寝た状態や座った状態から急に立ち上がった時に、収縮期血圧で20mmHg、拡張期血圧で10mmHg以上の低下を認めた場合のことを言います。
■原因と症状
各種心臓病、神経障害、薬、体液の減少、大量出血などによって低血圧が生じることがあります。しかし、日ごろ行われる身体検査などで特別な原因はないのに血圧だけ低く測定される場合もよくあります。低血圧による症状は明確に記述しにくいのです。
測定した血圧値は低くても特に気になる症状がない場合もあるが、症状がひどい場合には失神することもあります。これとは反対にめまいがする、気力が無い、疲れやすいなどの症状があって本人は貧血や低血圧ではないかと感じても、検査の結果は貧血ではないし測定した血圧も正常な場合もあります。
しかし、起立性低血圧の場合、その症状が比較的はっきりしています。特に朝寝ている状態から急に立ち上がった時ひどいめまいを感じます。また、正常な大人によく観察される神経調節性失神は、特定の状況で発症する失神で、自律神経の一時的な不調によって生じる徐脈(脈が遅くなること)や血圧低下によって症状が出現します。
この場合にも症状が比較的がはっきりしています。すなわち長時間立っているとか、排尿や排便の途中に急に吐き気がしたり、息苦しくなったり、全身の力が抜けて目の前が真っ暗になって倒れるなどし、場合によっては外傷を負うこともあります。その場合、気を失う時間が数秒~数分程度で、意識が回復すると共に他の症状も治まります。
■診断
起立性低血圧の場合、寝た状態や座った状態よ立ち上がった状態で測定して血圧が下がった場合には起立性低血圧だと診断します。また神経調整性失神は、ヘッドアップティルト試験という検査によって診断します。
■治療
測定した血圧値が低くても特に気になる症状がない場合には特別な治療は必要ありません。しかしひどい出血などによって生じる低血圧の場合はすぐに治療が必要です。起立性低血圧の場合、次のようなことで症状がひどくなることを防げます。
まず、日ごろの食事で胃に障害が生じない範囲で塩分の摂取量を増やし、寝るときに頭と上半身をやや高くし、朝には急に立ち上がらないように気をつけましょう。さらに長時間立っている時は足の静脈の停滞を防ぐために弾力のあるストッキングをはくなどします。このような方法でも症状が再発する場合は、担当医に相談して低血圧防止のための薬を服用しましょう。
神経調整性失神の予防法としては、目の前が暗くなったり、気が遠くなるような感じがしたら、その場にそのまましばらく座っているか、横になればほとんどの場合、失神するようなことはありません。
そして症状がなくなってもすぐに立ち上がらずに充分に休んだあとにゆっくり立ち上がるようにします。このような事前予防措置にも関わらず、症状が再発するなら不整脈や腎臓の病気の疑いがあるので精密検査を受け、その結果にしたがって治療を受けてください。
しかし、時に気になる症状もないし、低血圧の関連疾患もないなら気にしないで生活してもかまいません。
■健康維持と病気予防のために、1日に5回は果物と野菜を食べよう
健康を維持して病気を予防するためには日頃の食習慣が重要です。特にビタミンAとCなどを多く含む果物と野菜を食べることは手軽に実践できる健康食です。1日5回以上果物と野菜を食べて、さらに少なくとも週に1~2回は白菜科の野菜を食べるようにしましょう。
■ビタミンA(β-カロチン)を多く含む食品
にんじん、唐辛子の葉、ほうれん草、ケール、ニガナ(苦菜)、大根の葉、フダンソウ、にら、春菊、ピーマン、ごまの葉、さつまいも、黄色いかぼちゃ、トマト、杏、メロン、干し柿、マンゴー、桃、わかめなど
■ビタミンCを多く含む食品
ケール、ブロッコリー、ピーマン、青唐辛子、唐辛子の葉、からし菜、ほうれん草、グレープフルーツ、ごまの葉、フダンソウ、若大根、はるな、白菜、ナズナ、オレンジ、レモン、みかん、いちご、メロン、キウイ、マクワウリ、各種ジュース類、海苔など
■食物繊維を多く含む食品
・1回の摂取で1~3グラムの食物繊維が摂取できる食品:にんじん、アスパラガス、ブロッコリー、グリンピース、キャベツ、白菜、ピーマン、青唐辛子、とうもろこし、なす、サンチュ、じゃがいも、かぼちゃ、りんご、みかん類、いちご、マクワウリの種、海苔、わかめ、麦、玄米、オート麦など
・1回の摂取で1~4グラムの食物繊維が摂取できる食品:なし、プルーン、豆1回分の摂取量 (例):果物1/2~1個、ジュース3/4カップ、生野菜1皿(70グラム)また煮た野菜1/3カップ
今回かなり詳しく低血圧の症状や食品について紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?今回の知識は韓国の大病院「サムソンソウル病院」のコラムから紹介しました。みなさんも低血圧を解決して快適な毎日お過ごしください~^^
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