ひよっこ血液内科医の独り言

今日は久々に学校に行った。
昨日、脱ひきこもりでリハビリしたので、今日はなんとか。
でも、昨日仮眠してしまったせいかせっかく早起きしたのに夜寝付けず。
しかたないので、ゴロを覚えてた。
医学の進歩はとても喜ばしいことなのだけれど、それだけ教科書さん達もふくよかにおなり遊ばすわけで、医学生にとってはあまり歓迎しがたいものがある。
人間の記憶力はそんなに無限ではないので、というか立派な受験産業という市場が出来上がっているので、その膨大な知識をなんとか効率よく頭に入れようというわけで、実にいろいろな裏技本みたいなのがある。
だいたい、私の教科書の大半がそんな国家試験用の本なのだが。
その中に、これ一冊覚えれば大丈夫！というゴロ集がある。
その名も「Ｄｒ.Ｋのスーパーフレーズ」。
だいたい新書版文庫本ぐらいの大きさで、なんと4,200円。
でも結構その価値はあるのです。
なんといっても、膨大な量の病気を記憶し、その知識を即座に引き出しから出してこないといけない。
そんな時に、えーっと、あー、なんだっけ・・・。とやってるよりは、わけのわからないフレーズをぶつぶつ言いながら芋づる式に知識を引き出す方が効率がいい。
ま、病院に行って、すましこんだ医者が頭の中でゴロを思い出しながら診察していると思うとかなり興ざめですが。。。
ただ、何せゴロなので、フレーズはスラスラ出てきても、それが何を意味するのかど忘れしちゃったということもよくあるんだけど(汗)
ちなみに、このゴロ集、以前トリビアの泉で看護学生用のが紹介されてたとか。
で、だいたい３００個あるフレーズを夜中にぶつぶつと唱えつつ、不気味に眠りについたのだった。

朝、なんとか起きたら１１時。
慌てて学校に行き、今度はビデオ講座を受けた。
予備校の先生たちが直前講座と題して講義したのを学校でみんなでビデオで見た。
このビデオ講座、前にも書いたことがあるんだけど、ただずーっと話を聞いてるだけなので、とにかくしんどい。
しかもビデオなのでなんとなく集中力も切れるし。
今日は１時から８時まで。
いやぁ、我ながらよく頑張ったわ。
ま、でも最後に講師の先生たちが頑張れよ！というメッセージを一言ずつ下さったので、なんだか頑張ろう！という気になった。
単純だけど。

それにしても、やっぱり今の時期みんな殺気立っていて、ちょっと怖かった。
やっぱり一週間をきるとすごい気合だわ。
私も頑張らねば…。